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ウインド・リバーの新品畳のレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
2.0
なんだろう。
メタ視点で妙な胡散臭さを感じた。
扱ってる内容の割に浅薄な印象。
全編に漂う主人公の絶対的強者感とか。

これは、いわゆるヒーロー物の映画だ。
そこがいかにもアメリカっぽい話で、
こういう理屈ではない「強さ」への信仰があるからこそ、作中描かれたような惨劇が後を絶たずに起こるのではないだろうか。
人種差別的な問題を扱いながら、諸問題の根本にある淀みをこの映画は無視している気がしてならない。

何の解決も改善もしたように思えない。
ただただ世界が悪化する様を見せられただけの様に思えた。
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