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ウインド・リバーのpekoのレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
3.8
映像の白さが印象的。
物語の殆どは、サスペンス的な脚色も少なく淡々と進んでいき、終盤に突如突きつけられる激しい暴力に驚かされる。
住んでいた土地も人としての権利も奪われたそこに閉じ込められた人たちと、そこに流れてきた人たち。
行き止まりのような閉塞感の多い荒んだ集落の中の強い人たちと弱い人たち。
映画のあとで調べて、ワイオミングがアメリカで最も人口の少ない州だということを知った。
作られるべき映画かもしれないけれど、また観たいかというとそれはつらい。
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