みやもと

ウインド・リバーのみやもとのレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
3.7
居留地に住む先住民の現実とか、日本に住んでたらまず意識しないような問題を伝えてくれるこういう映画は大事。
冒頭に「事実に基づく」という字幕が出るんですが、この映画に描かれる事件が事実としてあるわけではなく、居留地に住む女性の行方不明事件の数は把握されてないことと、居留地全体を治める警察の数が極端に少ないということが事実に基づいているってことなんですね。

若いFBIに対して「お前が?」というような眼差しが向けられてましたが、既にそこから女性への意識が透けて見えるようでなんだか・・

「世界には勝てないから俺は自分自身と戦う」と青年に言葉を投げるジェレミー・レナーがかっこよかった。そういわれても若いうちはその気持ちはわからないんだろうけど…