MegmiTanak

めぐりあう日のMegmiTanakのレビュー・感想・評価

めぐりあう日(2015年製作の映画)
3.5
ラスト、アンドレ・ブルトンの『狂気の愛』の節を歌うのは、フランスではスラムという音楽のジャンルで有名なグラン・コール・マラード。ラップとは異なり、朗読に近い単調なリズムでより強いメッセージ性を放つ音楽。

一人で抱えて一人で堕胎する苦しさ。待ち望んでいたこととは言えど不意に現実を突き付けられて戸惑う姿。破局中とは言え関係を断ち切れない夫との関係。母であると同時に女であること、そして娘であること。

女として、そのリアリスティクな描写に非常に共感する部分が多かった。
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