6トン将軍

帝一の國の6トン将軍のレビュー・感想・評価

帝一の國(2017年製作の映画)
3.0
「ネットで評価が高いのは、大抵薄味」
「原作の方が面白い」

ここで評価が高い作品だけど、ちょっと微妙かな。
原作を知っている者からすると、薄味すぎる。
原作はかなり特徴的な絵柄と話しになってるんだけど、本作は、広く浅く客層をねらったから、やっぱり薄味なしあがりに。
話も無理やりな親子愛とかにもっていってるし、演出もきわどいネタは全部削除。
やっぱり、映画化するとこうなっちゃうかな。

■良い点
・美術がいいね~。
いごこちがよさそうな感じ。

主人公の家(昭和の名家風の家)
学校の会議場(国会風)
選挙事務所()

・主人公の演技は中々はまりやく。
 藤原達也っぽい叫び演技もあるが、コミカルな演技が上手いね。
 ただのコスプレではなく、役になっていた。 

■悪い点
・ヒロインに魅力なし
・話の構成。漫画のダイジェストになっているが、漫画を読んだ方が、話は面白い。ちょっと演出が足りなかったかな。
・氷室がちょいダメ。漫画だと、主人公と同程度の迫力があるんだけど、リガだと、演技が抑え気味。

・後半が意味不明。
ローランドに勝った所で終わりでよかったかな。
いきなり主人公が生徒会長になるとか、1年もとばしすぎ。
それよりも、夏休みとか、飛ばしたところをもっとしっかりやってほしかった。

・主人公以外は、キャラが弱いというか、演技が未熟。
 顔も演技も似たような感じで、違いが良く分からなかった。
 もっと吹っ切れて欲しかったね。

・全体的に演出が抑え目。
 マイムマイムとか、選挙とか、主人公の喧嘩?とか、もっとほかの見せ方あったでしょ。

・無理やり善い話にもっていく必要はなし。
妙な原作の改変。
6トン将軍

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