https://www.youtube.com/watch?v=4loJLeK1Wog&t=3s　荒城の月

Thelonious MONK au Japon 1963年5月23日　
https://www.youtube.com/watch?v=mDlUsTKvCkQ&t=15s


このドキュメンタリーの方が『モンク』というドキュメンタリーよりわかりやすかった。彼は有名だが、個人的なエピソードまで知らなかったので、ここでかなりの疑問がクリアになった。彼の曲はジャズ界でスタンダードになってるんだね。しかしかなり正統派のドキュメンタリーだね。両方のドキュメンタリーがかなりダブっているのでもっと復習になって見やすくなった。モンクの人を魅了する演奏はいいねえ。私はジャズ通じゃないけど主体的に聞けるジャズだ。
ここでは個人的に解決された疑問点をかく。

疑問の１はモンクの素行である。息子のT.S Monkが説明している。50年代にすでにモンクの奇妙な行動は現れていたらしい。すでにモンクの伴侶であるネリーは気づいていたと息子T.S. Monkは言っている。息子は統合失調症のようなと言って、はっきりなんだかわからない言い方をしている。静かになって落ち込んで、それから急にエキサイトしてくる。。。お父さんのムードは複雑でひとことで言えない。小さい時、お父さんの目を見ると、お父さんは自分が誰かわからないようだったと。
息子も、サックスのチャーリーもマネージャーのハリーもネリーのモンクに対する責任感を認めてるね。

私も統合失調症のと診断された、若い女性を知っているが、薬で興奮や妄想などを止めているが、ある状態で、本人は自分が変化していくのを感じるらしい。この変化は誰も止めることができず、施設に入っていたが、そこを抜け出し、ホームレスになって施設に戻らなかった。彼女とは薬で症状を抑えている時しか知らないが、いつまでも親に面倒を見てもらっていて、大学に入っても挫折で勉強は続かず、出産した子供の精神的な面倒は一切見られなかった。そして、産んだ子供も小学校で統合失調症の症状などなどを抱えている。しかし、症状は人によってまちまちである。

モンクは不自然なくらいに同じ行動を繰り返し、妄想的になっているのがステージの上でも、ニューヨークの街でも何か神に取り憑かれているようだ。奇声も発生するし、会話能力も落ちている。むかっとするのはあるインタビュアーの横柄な態度で、『被っている帽子は音楽と関係あるか』とか。。。数曲弾いていて、モンクはその都度、帽子を取り替えているか？！メディアも音楽について質問すれば、モンクは統合失調症かもしれないと言っても、専門だから答えられると思う。

疑問2はテオ・マセロ（Teo Macero）？
レコーディンスタジオで戯けた商売根性丸出しのような人はTeo Maceroという人で、コロンビアレコードのプロジューサーだった。『モンク』の映画でCalと聞こえたが、とんでもない私の聞き間違えで、素性が字幕に書かれていた。カウントベイシー、マイルスなどのプロデューサーでもあり、コロンビアに20年も君臨したらいし。それに、サックスの演奏家で、作曲家でもあると書かれていた。失礼！

モンクは『バロネース、Pannocica De Koenigswarter 』という女性のことをビリオンンエアだと言っている。そして、ロスチャイルドRothschildと言って格式のある大金持ちの家系だと。この女性はよくモンクと一緒にいるので、誰かと思っていた。パトロンである。モンクの伴侶のネリーにとって、この女性に嫉妬とかいうのはなく、モンクの面倒を分け合えるので、ネリーはほっとしてリラックスできるような気持ちだったらしい。ニュージャージー州の猫屋敷に最後住んでいたんだね。でも1982年に亡くなった時は、長年連れ添ったネリーが一緒にいたんだね。
チャーリーラウズが言ってるけど、モンクは演奏を突然やめただって。何ども聞いたけど理由を言わなかったと。もう演奏したくないと。
パーソナルマネージャー、ハリーは　音楽が理由でとか、もうこれ以上音楽ができなくてやめたんではない。エネルギーも無くなっているし、どうすればいいかわからなくなっちゃてんじゃないかと。

音は厳格だけどモンクがピアノを弾いてる姿は誰よりも楽しそうでとても嬉しくなる。あと丸眼鏡似合っててかわいい。

余談。エヴァンスの音は神経みたいでモンクのは筋肉とか骨みたいって言ってる人がいたのを思い出した。

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