このレビューはネタバレを含みます
相変わらず前作と同じの普通の映画。
デップーというキャラクターに乗っかってはいるけれど、
うまく活用できている印象がない。
とはいえ前作に比べたらだいぶ肩の力が
抜けたのか、やったらと台詞の小ネタ多く、
客席に向かって話しかけてくるのも多い。
期待してる程度のことはしてくれるけど、
それ以上のことは特にない感じ。
ケーブル出して良いコンビとして描写したのは偉くて凄い。
ドミノのキャラは可愛くてよし。
ただやっぱり最後のシーンが一番気に入らない。
ヴィランを生み出す実質的な原因となった、
虐待親父を誰一人として殺さず放置する。
「あいつなんて殺す価値もない」
そうして無視して、また第二、第三の悲劇を、
生み出す。全員ヒーロー失格。
デップーは既に片方殺しているのだから、
今更取り繕うことはできないのだから、
そして何より主役なのだから、
デップーがあそこであいつを殺すべきだったのだ。
それを何を思ったのか、タクシー運転手に殺させる。
自分の手を汚さずに「ヒーロー」を名乗るなんて、
悪い意味で「最低最悪のヒーロー」だと思う。
