東京国際映画祭にて。
まずこんな作品が今!シネコンで!上映!この感動ですね。
園子温が影響を受けた映画ということで見ましたが、納得です。
まずタイトルの字からして影響出てるし、画面の雰囲気は『愛のむきだし』の十字架を支えるシーンぽいし、ズンッてアップもぽい。
母親コンプレックスと年上の女性へのトラウマ的なものが園さんに通じているのかな?
作品そのものについて。
メタい。指差されたよ私たち。
母親への強いコンプレックスを感じる。
けどもやっぱり母は母なわけで。
時計の話が面白かった。
個人の時計を持つことは、自分の時間を持つこと、つまり自立である。
未来の自分は時計を持っているが、過去の自分は持っていない。家にある柱時計で十分?
いやー、面白いなぁ。
なんでみんな白塗りなんだよサブカルっぽ!と思ってたらまさか作り固めた自分の美化された過去という意味が込められているなんて!すごい!
理解を超えているけど不思議と知りたくなる監督だなぁと思った。