田園に死すの作品情報・感想・評価

「田園に死す」に投稿された感想・評価

親殺し フリークス サーカスとホドロフスキーの共通点はあるけど 絵面の奇怪さはまた別物のように感じた
自分の少年時代に会いに行くという構成はリアリティのダンスと似てるけど、お互いに影響を与え合っているということなのかな
はにゅ

はにゅの感想・評価

4.5
三上寛シブい。夢の話というか嘘の話というか。花輪和一の世界感をまんま映画に映した感じ。ぶっ飛んでる。
ykurihara

ykuriharaの感想・評価

3.8
大学の授業で鑑賞。
意味がわからなかったんですが、なぜか惹かれ、その後家でも観直した記憶。
ラストのあの感じだけでも、また観たいな。
Uknow

Uknowの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

私の少年時代は私の嘘だったのだ。
捨てた郷里の母、母という名の女、女たちの哀しさ、母と子のエニシ。そこにいたワタシ、ここにいる私。


1.
大工町寺町米町(米町寺町)仏町老婆買う町あらずや つばめよ

2.
新しき仏壇買ひに行きしまま行方不明のおとうとと鳥

3.
ほどかれて少女の髪に結ばれし葬儀の花の花ことばかな

4.
亡き母の真っ赤な櫛を埋めにゆく恐山には風吹くばかり

5.
針箱に針老ゆるなりわれとわが母との仲を縫い閉じもせず

6.
たった一つの嫁入り道具の仏壇を義眼(イレメ)のうつるまで磨くなり

7.
濁流に捨て来し燃ゆる蔓珠沙華(マンジュシャゲ(彼岸花))あかきを何の生贄とせむ

8.
見るために両瞼(リョウメ)をふかく裂かむとす剃刀の刃に地平をうつし

9.
とんびの子なけよ下北かねたたき姥捨以前の母眠らしむ

10.
かくれんぼ鬼のままにて老いたれば誰(たれ)をさがしにくる村祭

11.
亡き父の位牌のうらのわが指紋さみしくほぐれゆく夜ならむ

12.
吸ひさしの煙草で北を指すときの北暗ければ望郷ならず

13.
売りにゆく柱時計がふいに鳴る横抱きにして枯野ゆくとき



「だけど、みんなが時計持ってたら喧嘩になるでしょ だってダレのを信用すればいいのかわかんないもん」

_
・畳の下の恐山
・恐山一回行って見たいな
・馬はお産までに12ヶ月かかる。
・かわかむりのしんちゃん
・青い山並み真っ赤な空紫の波を浴びる仏壇
・「知りたいことは~ないっ」
・安産わんわん耳たれ白
・「人の女房膨らましやがって!」
・5段びなどうやって流しているのかの方が気になってしまった
・でっかいマッチ箱

【トンイポえペッロイ的人個超】
・お産なのに真っ赤な襦袢着て喘いでるのが色っぺ
・お隣の姑と旦那が会話している下で蠢いている白塗りの男の浅黒く照っている背筋のなんと美しきことよ
・みっつ絡み合う肉体
・階段の上で寄りかかった斜めだちの白塗りの笑み色っぽい
・祭壇の前で年上の女に学生服を剥かれ日焼けしていないまろい双丘を晒し身悶える少年の肌に、白い女の首から垂れ下がる銀色の鎖


 全体として見世物を見ているかのような雰囲気。見てはいけないような、けれど心惹かれる不思議の魔力がある。寺山さんの作品映像作品は見たことなかったのだが、不気味にならない不気味さが心地よい。懐かしさすらある不気味さ。見世物小屋とか奇妙な物語といった歴史を省みるに、日本人はこういう怪奇さをどこか本能的に求めている気がする。
 芸妓さんとかの白塗りっていうのも、現実の肉体の持つムラとか荒さを真っ白にして平らにしてしまうことでリアルさを消しているのか。記憶の二次元的要素が感じられる。
 所々で入る裸の蠢きがエロいというか色っぽいというか倒錯的というか肉感的というかなんとも言えないフェチズムを刺激して止まないのです。

_
「作り直しのきかない過去なんてどこにもないんだよ」

「一人の男が初めて汽車に乗るためには その男の母親の死体が必要なのだ」


「だが、ただの映画の中でさえ、たったひとりの母を殺せない私自身とは一体 誰なのか」
「生年月日、昭和四十九年十二月十日。本籍地、東京都新宿区新宿字 恐山」
KnI

KnIの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

白塗りの人々、薄気味悪い恐山、見世物小屋での一幕。奇々怪々のオンパレード。

こういったアングラ映画と呼ばれる作品って大概意味わからなさ過ぎて、眠くなるだけなんだけれど、テーマに「親離れ、親殺し」があるから、意外に興味深く鑑賞する事ができた。

八千草薫が出ているのは驚いた。
ラストは必見です。

このレビューはネタバレを含みます

時間と存在の概念というのは・・・
一瞬たりとも目を逸らさせないちからがあった。さきを歩いてる一団に、わたしは少し遅れて必死でついてゆくが、着崩れた服をすこしなおそうと、気を緩めると一団は忽ち見えなくなってしまう、って そんな感覚で最後まで観ていた。画面には色んな物語が並行して詰め込まれているから。
現在(未来)のじぶんを自分たらしめているものは、何なのか。

あ〜あ、 あること無いこと考えてしまう上等な映画。音楽も良い。

空気女と少年のシーン「みんなが時計を持っていたら喧嘩になってしまう」少年が一番魅力的に見えた瞬間。
たむ

たむの感想・評価

4.0
日本映画史上空前絶後の衝撃のラストとは、この映画のことでしょう。
寺山修司監督の自叙伝的な映画とのことで、監督の過去の現実が描かれているのでしょうが、難解な映画です。
自分自身のこと、現実に起きたこととはいえ、映画という虚構の世界で再現され、その事を観客に意識させます。
だからこそ、あの極限的なラストがうまれたのでしょう。
まさに衝撃、です。
Sari

Sariの感想・評価

3.9
2018/06/16 名古屋シネマテーク
【寺山修司没後35周年記念特集】にて

比較的難解な内容だったが、
とにかく幻想美が素晴らしい。
ひろい

ひろいの感想・評価

5.0
最初から意味不明でただただ気色悪いものを見せらるんですが、なんかそれらを投げつけられてるのか私らが自らみようとしてみてるのかが曖昧になってくるときがすごく変で、そんなこと一方的にしてくる映画ってあんまないなーとおもう。
Junko

Junkoの感想・評価

4.7
凄いものを観た!!凄かった!!
アングラ好きとしては、
もっと早く観ておくべきだったと後悔。

恐山を舞台にしたのは
あの世とこの世の狭間だからだろうか。
母親からの呪縛からもがけばもがく程、呪縛から逃れられず…。

丸尾末広のポスターに
サーカス団は丸尾末広の少女椿の原作の世界観。丸尾末広は相当影響を受けたそう。

鈴木いづみさんも出演されていると見たが、何処に映っていたのだろう…
見落としたのかな

言葉にするのは難しいが、
ラストのシーンが凄すぎてぶっ飛んだ。
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