田園に死すの作品情報・感想・評価

「田園に死す」に投稿された感想・評価

さっこ

さっこの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

7年ほど前に観た。

この作品の前に寺山修司が撮った「書を捨てよ町に出よ」はそんな面白くなかったので期待せずに観たんだけど、
…コレは思いっきりハマった。

単純にストーリーが面白かった。
それから
(そのストーリーをわかりにくくしているかもしれない)ゴテゴテいっぱい盛り込んだ装飾品のようなサイドのエピソードも面白かった。
川から雛人形が流れてくるとことか…。

三上寛というクレイジーなフォークシンガーが役者として出演しているのだが
彼の歌に
「青森県北津軽郡東京村」という歌がある。
この映画を観て、あっ
って思いました。

まぁ好きな人は大好きだと思います。
大槻ケンヂが好きって言ってました。
ねじ

ねじの感想・評価

4.2
異質な世界観に引き込まれた。色彩が鮮やかだった。古い作品ではあるけれど今までに見たことがない斬新で衝撃的なものだった。深い部分は理解できないけれど好みだった。音楽も良かった。
Moeka

Moekaの感想・評価

4.1
寺山修司作品は身毒丸にしても毛皮のマリーにしてもこれにしても一貫して母と子の愛憎という凄まじいテーマが楔のように打ち込まれているためシュルレアリスムの手法でも毒々しい色づかいと短歌で紡がれ寺山修司という人の物語が成り立っている、ように思う。青森の恐山、いたこ、そしてサーカス団というホドロフスキーとの類似性。過去の出来事を芸術へと作り変える創作者は多いが寺山修司は過去が虚構へ、厚塗りの虚構へと変わることを懸念している。愛しくも自分を呪縛する母は作品の中でも殺せず、そこにある時間は止まったまま。天国でホドロフスキーの活躍を歯を食いしばってみているに違いない...過ぎ去った過去は夢のようなものだろうか。虚構に変えない為には、目を覚まし続けるしかないのだろうか。
2018年鑑賞no.79(劇場鑑賞no.64)
ユーロスペース 劇場③ C-8

寺山修司没後35周年記念特集
映画監督◉寺山修司2018にて。

家で観たことあった。
その時は、作品自体に厭なものを感じた。

スクリーンで観たら、
画と音響が相まって凄い。

現実と虚構を共存させたという作品。
理屈で考えてはいけないんだと思う。
感じる作品。

寺山修司氏の母親に正当な愛情を求める気持ちがあったのではないかと考えさせられる。
この作品も、そう思うと切ない。

とても凄い作品だとは思うけど、
個人的に何度も観たいと思う作品では無い。
でも、何度も観てしまいたくなる気持ちは解らなくもない。

衝撃的な体験をしたい時には良い作品なのかな。
強烈。
もう一度わたしを妊娠してください、

考えるより感じろって言われてる気がした。
ホドロフスキーに近いものを感じたけど…どうなのだろう。
いつもちょっと置いてかれてる感覚。
見てるとジワジワ元気になってくる。
「一人の男が初めて汽車に乗るにはその男の母親の死体が必要なのだ」

共感ポイント盛りだくさんですし、
新しい発見もあります。
「ひな段とロックって相性いいんだな」とか……

今後も折に触れて見返していきたい作品。
S

Sの感想・評価

4.5

正直、あんまりわからなかったです。
でも、なんか好き。最高に好きだということが残った。

そして私は、わかるようになるまで、何度も何度でも見返し続けることになる。
そんな映画他にありません。

理解が深まった時、この映画をもっと好きになり、もっと見返すことになるんだろうと直感で思いました。

その時までにあと0.5は残しておくとする。
10代の頃に観て、よく解んないけど、これがゲージュツってやつなんだろうな。解ったフリして、有難がっていた。今見たら、少しはわかるんだろうか??
凛太朗

凛太朗の感想・評価

4.2
野爆のくっきーは寺山修司からの影響を受けまくってると思う。
白塗り、和テイスト特有のおどろおどろしい世界観。

母と2人で恐山の麓で暮らす父親のいない主人公の唯一の楽しみは、イタコに父の御霊を降霊させ会話をすること。

ってもうわけわかんねーよ!
冒頭から傷みまくった遺影やら、なんか恐ろしげな短歌やら白塗りやら変な効果音やらプログレッシブな音楽やらで、アヴァンギャルド過ぎてわけわからんを通り越して、怖いも通り越して、逆に気持ちいいよ。
いや、気持ちよくはないんですけども。

なんか知らんが例えようのない痛みや恐ろしさと共に、郷愁を感じるのだが何故か?
私、DIR EN GREYが好きで、ボーカルの京による詩世界の共感させる気がない感じというか、寧ろ共感すること自体、京の意に反するような、そんな世界観が好きなのですが、この田園に死すはまさにその世界観の映像化みたいなもんなんじゃなかろうかと思います。
寺山修司の半自伝的映画らしいですけど。
赤い月、赤い空、赤い河、エログロ、サーカス、姥捨、流れていく雛人形等々ってのは、寺山修司の幼少期のコンプレックスの具現化であると同時に、あの頃に馳せる思いみたいなものを、なんとなく感じますね。

一見奇抜な映像と音楽、短歌のオンパレードのようで、東京で批評家と会話しながらタバコの煙を燻らしてるモノクロのシーンなんかは凄くカッコ良かったりもする。

この背徳感、ホドロフスキーやジョン・ウォーターズのようなカルト映画が好きな人にとっては最高じゃないですかね。
個人的には凄く好き。
sc

scの感想・評価

4.4
何もわからなかったけど凄い映画だった。102分あっという間に過ぎた。
>|