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ザ・ルームのnのレビュー・感想・評価

ザ・ルーム(2003年製作の映画)
3.0
結局、人を惹きつけるのは「抑えきれない個性」、その人にしか作れないものなのだということを思い起こさせてくれる。
トミー・ウィゾウはその「下手くそさ」こそが個性として際立ってしまったというか。
ちなみにこの「下手くそさ」は、きちんとスタッフを用意して、ルックとしては一応ちゃんとした映画っぽくなっている、という条件が必要であり、それこそがこのイビツさを生み出していると言える。

そしてその個性は、実際に作られたものからしかわからないのだ。

あと反復って怖くて、最初は「オー、ハイ」は最初こそ違和感しかないのだが、終わりに近づくにつれ、「オー、ハイ」を待ってる自分がいるという。

なんだか「映画って、ほんといいもんですね」って言いたくなる映画である。
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