｢よこがお｣が素晴らしいので、前作を知りたくて、配信で観た
１回目の感想:
あ～暗いよ、暗すぎる、救いが無い、全く。。。すごい作品とは思うが、ここまで救いが無いと、苦しいです
浅野忠信が、超絶上手い
怖すぎるぐらい上手い
こんなに上手い役者とは知らなかった
無表情の中の感情からの豹変
二面性の恐怖
台詞が少ない中で、ひたひた深まって行く、不穏な空気は、下手なホラーより怖い、芸術的ホラー
人間の内面というには、余りにも特異な状況設定なので、感情移入が誰にも出来ず、息苦しさを感じながら最後まで観た
しかし、作品で、一番素晴らしいと思ったのは、音。音が物語る
オルガンの音って怖かったんだ
と、ここでreview終わりのつもりだったが、頭から衝撃が出ていかないので、後で、また観て、加筆すると思う
この２作品で、今後、深田作品は、絶対に観るべきだと強く思った
✌
さらに２回観て、スコア上げました
まず、八坂の登場の遠景からして不穏な予感
台詞ではなく、姿勢で二人の関係性を語る
姿勢良すぎな八坂、子供にも敬語、白と黒の服が牧師にリンク、教養の片鱗、爆発の赤
彼女が彼に惹かれていく理由も納得できる夫婦間の空気
八坂によろめいて行く女心の見せ方が絶妙
八坂の心の闇が、色と姿勢と丁寧さから見え隠れ、本当に怖い、けれど、知りたい気持ちになる
復讐？？？
後半では、車内での彼女が言い放つ言葉が一番怖い
真っ直ぐな若者が、罪の犠牲になったのか？
最後が、最後ではなく、まだ物語は続けなければならないのだと、更に怖くなる
麻薬的傑作
劇場で観たいです！
