淵に立つの作品情報・感想・評価・動画配信

「淵に立つ」に投稿された感想・評価

2016/10/14
筒井真理子の怪演(浅野忠信、古館寛治は言わずもがな)、すべての展開に息を吞む
殺人罪で服役してきた父の友人が居候する話
冒頭のオルガン好き
はじめから全員狙った演技かわからないけど、作り物みたいにフワフワしてて気持ち悪い
セリフもわざとらしいし間も気持ち悪い
8年後は普通の人間の演技になってるから、本当の夫婦になった感はある
殺人犯は救われるべきなのに夫はダメなんですね
ラストは笑った

このレビューはネタバレを含みます

外国の映画祭で賞を獲ったそうですが、日本人が見ると、まず、奥さんは一線を越えてないのに何故警察に通報していないの?と思ってしまいます。

一番分からないのが旦那ですが、刑務所から出所した訳アリの人を雇うところまでは分かりますが、どうして同居?
しかし、この奥さん、旦那とは何故か敬語で話す仲で冷めきっているらしく、紳士的な態度の八坂にすぐ心を許してしまう。
体も許しそうになるけど、敬虔なプロテスタントらしく、そこは許さなかったらあの事件が!

8年後、旦那から八坂との関係を聞いた奥さん、そりゃあ腹が立ちますよ。
「この男(旦那)、私と娘がどうなってもいいと、あの時から思ってたんだ」と思いますよ。
奥さんはウサギのぬいぐるみよりも、
「この子はもう大人なんだから」と、イヤリングのプレゼントの方を喜んでいたけれど、
あの時、どうして娘の為に警察に通報しなかったんだろう、とあの告白を聞いて心底後悔したんだろうな。
奥さんは事件後、手を何回も洗わなくては気が済まない強迫性障害になっていたけれど、
子供をこんな目に遭わせた男に一瞬でも好意を抱いた自分を許せなかったのだろう。

救い様の無い話でしたが、母親役の筒井真理子さん、劇団出身の方ですが、もうちょっと若い頃にこの様な役を演じていたら、もっと有名になっていたかも。
でも、今も色っぽいからこの作品が成立してましたけどね。
Aの極み

Aの極みの感想・評価

3.8
見終わったあとにいろんな人の考察解釈感想を聞きたくなる映画。
恐ろしさに震えた。

終始不穏な空気感に飲まれてしまう感覚。邦画でも時々この手の陰湿でどんよりした作品を観ると、堪らなく絶望のどん底に突き落としてくれるので好き。

町工場を営む利雄(古舘寛治)は妻の章江(筒井真理子)と娘と、会話は然程ないものの平穏に暮らしていた。刑務所から出所してきたばかりの、古い友人である八坂(浅野忠信)という男が訪れるその日までは—— 。

気付けばそこに立っていた男。
彼を招き入れた事で起こる不幸の連鎖。

浅野忠信の演技に戦慄を覚える。
物腰も柔らかく、丁寧な話し口調なのに、何を考えているのか読めない表情。底知れぬ闇を抱えていそうで、本能がこの男はヤバいと思わせる。

最初は不審に思いながらも、八坂に惹かれていく章江を演じる筒井真理子の演技もまた俊逸。前半と後半で、年月の経過を増量したのか、減量したのかはわからないが、肉体改造で臨んだ姿勢に天晴である。

淵に立っている者は、もうギリギリなのだ。

風が吹けば墜ちてしまう。
そう、それは白いシーツが風に吹かれて落ちた様に。そんな脆さがこの作品には、ある。

ある秘密を章江に突然打ち明けた利雄。
この男もまた恐ろしい。

オルガンの音色すらトラウマになりそうだ。

終盤、並んだ4人の寝姿と
中盤の写真とが一致する事。
メトロノームのリズムと、
心肺蘇生法のリズムが一致する事。

その魅せ方に背筋が凍った。

孝司(仲野太賀)も蛍も。立場は違えど、親の罪を宿命として背負わされた子供達。

たとえどんなに親しい間柄でも、誰かを家に招き入れるという事は、想定し得ないリスクがある事を世の中の家長は知っておくべき。
ルルド

ルルドの感想・評価

4.0
なんだろうこのそこはかとない怖さは。

恐怖心は自分の内側にあるものなので、それを如何にかきてるか。
この作品は自分の恐怖心には響いた。
98%は浅野忠信の演技力の賜物。
marin

marinの感想・評価

3.5
鬱になります
映像だと妙にリアルなので小説とかで読みたいです
上旬

上旬の感想・評価

4.0
【第69回カンヌ映画祭 ある視点部門審査員賞】
過去鑑賞
深田晃司の凄さを知った一本
衝撃的だった
古舘寛治さんはもっと評価されていい。

この作品みたらしばらくあのピアノのメロディが残るのはおれだけじゃないはず
桃龍

桃龍の感想・評価

3.5
メ~テレ60周年の映画祭で劇場鑑賞。ずっと見たかった作品で、WOWOWを録画したままで見てなくて良かった。
「暴力がテーマですが暴力シーンはありません。韓国映画だったら凄いバイオレンスになるでしょうけど…」と舞台挨拶で監督が言っていた。深田監督のほとんどの作品にはビンタが出てくるが、それ以上の暴力シーンはないという。
なるほど。それでも脚本や演技で充分コワい。流石である。
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