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土竜の唄 香港狂騒曲のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

土竜の唄 香港狂騒曲(2016年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

高橋のぼるによる原作漫画を実写映画化した『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』の続編である本作は、潜入捜査官として暴力団組織・数寄矢会に潜り込み、ひょんなことから日浦組の若頭に就任してしまった、捜査の最終ターゲットである数寄矢会会長・轟周宝からチャイニーズマフィア・仙骨竜の撲滅と、周宝とその娘の迦蓮の身の安全を守るボディガードを命じられた菊川玲二が、日本中をも巻き込もうとしている巨大な陰謀に立ち向かっていく様を描いたものとなっていて、全国指名手配犯となったことで警察官とヤクザの癒着撲滅を目指す、組織犯罪対策部課長に就任したエリート警察官の兜真矢に追われる中、チャイニーズマフィア・仙骨竜と結託して人身売買をシノギにしている、元数寄矢会幹部・桜罵百冶に拉致された轟周宝の娘・迦蓮を救うべく奔走する玲二の新たな潜入捜査と奮闘がコメディ満載で映し出されるのだが、今作もまた前作同様に気軽に楽しめる作品となっていて、新たに加わった、本田翼や菜々緒、古田新太、瑛太などといったキャスト陣は魅力的でしたし、随所に散りばめられたコメディもくだらなさが増々で、菜々緒とのアクションや生田斗真による相変わらずの顔芸も印象的。谷袋署署長の酒見、潜入捜査官養成係の赤桐、麻薬取締官の福澄ら3人による土竜の唄も二番が披露されますし、最後まで面白かったですね。ただ、舞台を香港に移してからの失速感は否めず、案の定の展開も残念の一言。それでも終盤の日浦の活躍や高層ホテルからの落下シーンは面白かったですし、決して悪い作品ではないかと。
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