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私の居場所の見つけかたのfontaineのレビュー・感想・評価

私の居場所の見つけかた(2016年製作の映画)
3.5
仕事も家もない母娘が転々と居場所を探す話し。
母親リタは他力本願に生きてきた恋愛体質の女性。全て男任せの人生で逃げる時には無一文。そんな彼女に振り回されて育ったルーシーがよくもまぁ賢く優しい女の子に成長したもんだと感心する。
優しい性的マイノリティのカフェ店員、妻を亡くした中年男性の孤独、またアメリカの貧困層の実態やそこに漬け込む悪徳業者と不安要素いっぱいだけど、お金がなくても高校には行けるんだ!と安心材料も見つけられる、社会問題を多角的に考えさせられる作品だった。

1番アメリカらしいと驚いたのはリタがデートの前に下瞼に思いっきりブルーのアイラインを入れることだった。
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