おどろきの白鳥

西遊記 ヒーロー・イズ・バックのおどろきの白鳥のレビュー・感想・評価

3.9
控えめに言って傑作。
中国作品ということで、独特の色彩感覚や、演出的な癖、ヒーローに対しての概念・文化的な差を受け入れられるかってハードルはあるものの。
元の作品クオリティが高い。
暴れん坊(孫悟空)が少年へのやさしさ(思いやりや愛)に、徐々に目覚めていく段階の表現も丁寧だったし。
前半に仕込んでいたネタもすべて回収したシナリオも見事だったし。
画作りも達者で、アニメーションという動きの快感を味わえる。
そのうえ 、吹替が違和感ないし、公開に至る配給側の仕事のレベルが高いと感じました。