記憶を失った女性が殺人鬼に狙われるお話。
撮りたいところがはっきりしている映画です。ストーリーは二の次で、ひたすら「血みどろな死にざまが撮りたい！！」というのは伝わってきました。
とにかくヒロインの子が死神すぎて、行く先々で惨劇が起こります。劇中で「プリンセス」と呼ばれている通りにお姫様のようにわがままで、みんながこの子のために死んでいくのがもはやギャグのようにすら思えました。
肝心要のゴア描写は掛け値なしに素晴らしいです。執拗なまでに顔面を狙ったバラエティー豊かな殺害シーンはとっても見ごたえがありました。あのギザギザのナイフも痛そうで恐ろしかった。
お花畑なヒロインとストーリーにはイライラさせられたものの、顔面破壊が好きなわたしにはとてもはまった映画でした。
あのヒロインの正体や終わり方も何とも言えない味がありましたね。
