女性器に歯がついててイッたら男性器噛んじゃうってもう設定で勝ってる。
女の子がバージン捨てるまで自分の異常性に気付かないの、すごく良いなと思った。
こんな狂った設定なのにホラーでもコメディでもなく純愛映画としてやり切ったのが狂気。監督根本的に変な人だと思う。
男性器切っちゃう点だけでなく、「死んでもいいほどの愛」っていうテーマが『愛のコリーダ』ど真ん中であの映画は描写や映像だけでなく突き詰めた対象自体が普遍性のあるすごいものなんだな〜〜と再確認した。『愛のコリーダ』の吉はまあとにかくカッコいいんだけどそれはさておき、全てを相手に捧げられる、体を超えて愛するって意味で誰でもなれる可能性はあると思ってた。でもこの映画を見てそんなことはないんだと思った。吉は理想で聖体なんだよ…あんな人いないんだよ……くそっ……。
良くも悪くも自主映画色が強くて、もっと深掘りすればいいのにな〜って思うところやそこは説明すべきじゃない？って思うところがいっぱいあった。
私ならこうしたな〜って考えられる映画。ちなみに私だったらもっとラリった演出ブッ込みたかった。
あとみどりさんの演技が下手すぎて……重要な役どころだし他みんな良かったので残念中の残念でした。
