デブチンバラ

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめのデブチンバラのレビュー・感想・評価

3.5
なんだかこの話、知っている気がするぞと思っていたら、「白い肌の異常な夜」と同じ原作の映画化だったんだ。女の園に現れた負傷した敵軍の兵士。彼によって心をざわつかせる女性たちの心が見え隠れするところが面白い。冷静沈着なニコール・キッドマン、心揺れながらも自制心が勝るキルスティン・ダンストも良いのだけれども、一際目を見張るのはエル・ファニングだ。彼女は大人の女性と可憐な少女との間に存在しており、微妙な雰囲気を漂わせていた。また絵作りに関してだが、画面が非常に暗くて見えづらいところも多いのだが、ロウソクの明かりでの暮らしを再現しようする野心的なところが良かった。
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