ティンク

ロスト・バケーションのティンクのレビュー・感想・評価

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)
3.8
【過去作レビュー】
「1粒で何度も美味しいシチュエーション鮫スリラー(助演賞:カモメ)」


この手の映画は、都合のよい設定とかありえない展開とかを、どんだけ有無を言わせない演出で楽しませてくれるかにかかっていると思うんですが、十分楽しませてもらいました。

確か公開の1~2年後にWOWOWで観たんですが、ネットのビデオ通話とか、(SONY映画なのに)GoProが活躍したりとか、今時の映画だなーと思った記憶がありますが、もう7年も前の映画なんですね。G-SHOCK(BABY-G)が活躍するのも楽しかったです。懐かしくなってネトフリで再鑑賞。

導入からこんな美しい医学生?んん、って引っ掛かりそうになりますが、いやいや有無を言わせぬ、BBC EARTHに出てきそうな綺麗な海の情景、ダイナミックなサーフィンシーン、そしてブレイク・ライブリーの美貌と肢体(水着)、これらだけで3度美味しいんじゃないでしょうか。

展開も、ある人物たちの退場は絶望感を演出するためだけかと思いきや、再登場しての展開など今までにない工夫があって面白い。
一番見たことないと思ったのは、まずは〇〇〇の〇〇の上に乗って鮫から避難というシーンかな。

中だるみしそうなシーンには、常に相棒(カモメ)がいて引き締めてくれる。そう、俺たちは、孤独な主人公には相棒がいないと生き残れないと「キャストアウェイ」で学んだぞ!(ウィルソン)

元祖鮫映画の「ジョーズ」オマージュシーンも多く、嬉しいかぎり。と思いきや、その場所はオマージュだけじゃなかったのかーい。

ラスト、どうやって決着つけるのか、最後まで思いつきませんでした。

ブレイク・ライブリー、もうすでに十分セレブ女優だったと思うんですが、よくこの手の映画に出演したなぁ。蟹を丸ごと食べて吐きだす映画に。
それにしても、すっぴんのような状況で、GoProでドアップにしたような映像でも映画館で上映されて平気なんですから、女優さんてすごいな。
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