ドーナッツ

最後の追跡のドーナッツのレビュー・感想・評価

最後の追跡(2016年製作の映画)
4.0
なかなか骨太な現代版テキサス西部劇だった。

現代社会とは異なる世界線で生きているようで生きていない雰囲気を終始醸し出していた演出がすごかった。あの雰囲気好きなんだよね。

また、状況説明なく淡々と進行するけど、会話や街の雰囲気から予想させることでスムーズに展開され、集中して観ることができた。

邦題はうまくアレンジしたなと思うけど、原題のhell or high water(何がなんでも、何が起きても)の方が物語の芯を捉えている。強盗の二人も、保安官の二人も、自分たちの信念を貫いた行動をしていたから。

みんな適役だったと思うけど、ジェフ・ブリッジスは別格。久しぶりに「クレイジー・ハート」を観たくなった。