最後の追跡の作品情報・感想・評価

「最後の追跡」に投稿された感想・評価

はせ

はせの感想・評価

4.0
高評価で前々から気になっていたNetflixオリジナル作品。『ボーダーライン』のテイラー・シェリダンが本作でも脚本を担当したことをたまたま知って鑑賞。
テキサスで銀行強盗を繰り返す兄弟。それをリタイア間近のテキサスレンジャーが相棒と共に追いかける。舞台も設定も『ノーカントリー』を思い起こさせるが、本作はテキサスという土地の実情を非常に丁寧に描いている。背景に映り込む金融看板。売りに出された家。閉鎖したガススタンド。生活に疲れ切った貧乏白人(特に弟の嫁さん!何もかもうんざりって表情がスゴい)。圧倒的銃社会。先住民の末裔が語る現代の侵略者。テキサスについて知りたいなら、めちゃくちゃ勉強になりますよこの映画!笑
クライム映画だけどバイオレンスだけに頼らず会話劇で魅せる素晴らしい現代西部劇でした!ラストシーンは必見。
『ウインドリバー』と『ボーダーライン』の続編が非常に楽しみ。
netflixの回し者になりたいくらいオリジナル作品群が素晴らしい。

これはきっと現代版「明日に向かって撃て」です。その明日が、遠いんです。
現代の「カウボーイ」の悲哀を静謐な怒りと共に描いた素晴らしい傑作。
私はあくまでもアメリカを外から見たことしかないですが、テキサスってたぶんアメリカの縮図なんだろうなと思います。
先にいた人人から奪い取った土地で、アメリカは自由の国だと叫ばざるを得なかった悲哀というか。
あとまたこの兄弟の感じが、なんともたまらなくいい。兄弟の間しか存在しえない空気。

個人的にはnetflixオリジナル映画は音楽のセンスがいいと感じているのだけれど、途中に出てくる悪ガキのBGMがattillaで感動した。
うめ

うめの感想・評価

3.8
派手さはないし、渋い映画けど、2人の兄弟のカッコ良さにヤられます。
鰹

鰹の感想・評価

-
生まれた時から背負わされているものの重さを、ずっしりと感じる映画だった。
ウィンドリバーの監督が脚本ということで見てみたんだけど、なるほど、素晴らしいね。
ティラーシェリダンが脚本なので鑑賞。

定年間近のレンジャーがジェフブリッジスなの最高、相棒とのやり取りが良かった。
クリスパインは汚れていてもハンサムだなぁ。こちらは兄弟のやり取りがいい。

ストーリーに派手さはなく、地味ではあるけれど綺麗に筋が通っていた。また観たい。
ネットブリックス・オリジナル映画

ベン・フォスター好きのオイラにしてみれば、コレを観られただけで、ネットブリックスに乗り換えた価値がある。
ジェフ・ブリッジス、クリス・パイン、ベン・フォスターらが主演して、現代の西部劇を描くと聞いたら、見ない訳にはいかない。

傑作だった。現代西部劇としてはオイラの中で『ローガン』を超えた!絶賛せざるを得ない見事な映画らしい映画だった。もっと早くネットフリックスに乗り換えるべきだった。

「最後の追跡」という一方的な邦題が付いているが、原題は“Hell or High Water”
直訳なら「地獄や満潮」だが、コレは英語の慣用句の引用で「困難」や「障害」を表す。日本語では「たとえ火の中、水の中でも…」の意味で使われる言葉である。

アメリカ南部の田舎町を舞台に、貧困の連鎖を断ち切るために銀行強盗に手を染める兄弟と、それを追うテキサスレンジャーというシンプフな構図の中に奥深いテーマが滲み出る傑作だった。
追う二人と追われる二人がシンメトリーになっており、四人の演技も見所だ。

特に、普段とは違った演技を見せた、クリス・パインには驚いた。今まで彼が演じた誰とも違う。犯罪には無縁どった物静かなテキサス男子を演じ「静」の演技を見せつけた。今後、コレが彼の代表作と呼ばれるかも知れないほどの演技だった。
ムショ帰りの粗暴な兄をベン・フォスターは、相変わらず「ブレない危うさ」を内包した安定の演技を見せてくれる。『3時10分決断のとき』で見せた猪突猛進型の性格と『ローン・サバイバー』で見せた危険を顧みない漢の悲哀をここでも見事に演じ切った。
この二人が見せる兄弟の関係が素晴らしく胸を打つ。男同士の友情とは違った絆を感じさせた。

この二人を追うテキサスレンジャー2人が、対照的にユーモアを与えている。定年間近の保安官、いつもの偏屈ジェフ・ブリッジスが、インディアンとメキシコ人の血を引く相棒を、さすがの貫禄で終始口汚くいじり倒す。ギル・バーミンガム演じる相棒は、終始ウンザリしつつ悪態で返しながらも、長年の相棒の年輪を感じさせる演技で引き込まれた。

この映画は西部劇の話法を用いているが、派手なアクション映画ではない。現実の地方都市が抱える社会問題を、赤裸々に浮き彫りにしている社会派映画としての一面もある。美しく広大なテキサスの風景が、雄弁に残酷な現実を叩きつけ、観る者の心を掻き乱す。

時代から取り残されたようなテキサスの街で暮らす善良な市民たちも、反骨心に溢れ、自分自身を守るために必死で生きている。そんな彼らを、悲喜こもごものユーモアを交えつつ描き出しているのも面白い。

音楽は全編に渡ってカントリーソングの名曲が流れており、美しいテキサスの風景と見事にマッチする。セリフを引用した歌詞の曲もいくつか流れていたので、選曲にも相当こだわり、雰囲気だけでなく、この映画の背景を音楽的に補強しているようだが、歌詞には字幕がないため、対訳付きの歌詞カードが欲しいところだ。


どこまでも続く砂埃の国道を走る、埃まみれのアメ車から往年のカントリーが流れる。口髭の男は、テンガロンハットにサングラス。くたびれたシャツにジーンズとブーツを履き、ぬるい瓶ビールで喉を潤す。まさにどこを切り取ってもテキサスだった。

こんな傑作が日本ではネットフリックス限定公開というのはもったいない。機会があれば、スクリーンで観たい作品である。
JunInomoto

JunInomotoの感想・評価

3.9
漢の映画。現代のカウボーイ的な骨太な内容で久々に満足した
お兄ちゃんクズなんだけどなんか憎めない
おみ

おみの感想・評価

4.5
Hell or Highwaterというフレーズが気になって鑑賞。
思ったより暴力的じゃないな〜って思ったけど、
厳しい現実も描いてた。
ピロ子

ピロ子の感想・評価

4.9
やるせないし、切ないし、素晴らしい作品なのに上手く伝えられないし。
思い出してもグッと来るものがある。
うまくまとめられているし、余計なものが無いから秀作なんだと思うけど、私はもっと観ていたかった。
映画館で観たい。Netflixオリジナルだなんて。
私の中のジェフ・ブリッジスは色男であり、デュードなので、どんどんカウボーイ寄りになってるのが…しかも、色男やデュードを忘れるくらい伝わるものがあった。
渋みを理解する能力か
その感性か
何が足りないのかは
わからないけど
あまりわからなかった。
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