最後の追跡の作品情報・感想・評価

「最後の追跡」に投稿された感想・評価

脚本 テイラー・シェリダン(ボーダーライン・ウィンドリバー)
ryo

ryoの感想・評価

4.5
銀行強盗を繰り返す兄弟とそれを追う定年間近の警官。キャストの3人が役にはまってて良い。アカデミー賞にノミネートされただけあって渋くて面白いしテキサスという町のリアルを感じる事ができた。追う側と追われる側どちらにも感情移入してしまい善悪の境界線がわからなくなる展開もお見事!
テイラー・シェリダンの「フロンティア三部作」の第二弾(『ボーダーライン』『ウインド・リバー』)。
テキサスを舞台に銀行強盗を繰り返す兄弟と、彼らを追う定年間近の老レンジャー。
キャラクター設定、物語展開ともに、教科書のような印象。隙はないが尖っているところもなく、その点で他の2作より少し落ちる感じ。
『トゥルー・グリッド』でも主演をつとめたジェフ・ブリッジズの、のそのそとした貫禄がよかった。
なんとなく舞台設定が似ているからか『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を思い出した。
ネトフリオリジナル。
テイラー・シェリダン、フロンティア3部作の2作目。
他2作目に比べれば劣るものの、雰囲気はよかった。
いの

いのの感想・評価

3.6
テイラーシェリダンのNetflixオリジナル。
渋めの現代版西部劇
uforia

uforiaの感想・評価

4.5
家族を守る為に銀行強盗をする兄弟と、それを追うテキサスレンジャーの話。
兄弟愛がもう素晴らしい。農場で二人がじゃれ合うシーン、二人の最後の別れのシーンが最高。5億点。
その二人を追うジェフブリッジス演じるテキサスレンジャーと先住民系の相棒のコンビも良い。テキサスレンジャーの歴史を鑑みると色々考えさせられる。
テキサスという土地のリアリティを感じるよい映画。行ったことないけど。
追うものと追われるもの、それぞれ喪失を抱える余韻を残した結末も良い。
ネトフリ入ってるなら必ず観るべき映画。
しかし、このなんの引っ掛かりもない邦題はなんとかならなかったのか。
NetflixはiPhoneで観てたけど、TVを新調してHD画質で観ようとしていた矢先に。え?値上げ!?
さて困った。Amazonプライム・ビデオにすべきかhuluにすべきか。Netflixerを卒業する事も検討しなくては。
フィルマのお友達の皆さま、お勧めの動画配信サービスをコメント欄にて教えて下さいませ。

という事で、今夜はいつまで観れるかわからないNetflixオリジナル作品を。

脚本家テイラー・シェリダンによる'フロンティア3部作'。
ボーダーラインとシェリダン自身が監督も務めたウインド・リバーは鑑賞済み。そして本作。成る程、土煙が舞うテキサスの荒野を舞台に、やはり彼らしいアプローチで先住民と白人の歴史を、そして彼らの貧困を物語の下地にして見事なクライムヒューマンドラマに昇華している。

テキサス州西部、早朝、テキサス・ミッドランズ銀行の2つの支店に強盗に入る兄弟。暴力的で粗野な兄タナー(ベン・フォスター)と気優しい弟トビー(クリス・パイン)。彼らを追う、定年間近のテキサス・レンジャーのマーカス(ジェフ・ブリッジス)とアルベルト。銀行から奪った金をカジノでチップに交換し、ギャンブルで儲けた金に見える様仕立てていく。マーカスは長年の勘を頼りに、兄弟を追い詰めていく。

ベン・フォスター、地味だけど好き。
クリス・パイン、普段はあまり好きじゃないけど、泥臭い今回の役は今までで1番好き。

前述した先住民と白人との関係性は、マーカスとアルベルトの会話の其処彼処で顔を出す。差別主義のマーカスは、メキシコ人と先住民の混血であるアルベルトを何かと茶化す。タナーもまた同じく先住民に対して差別的な発言を繰り返す。

兄弟の関係性とレンジャーの先輩後輩の関係性。
立場は違えど、共通点が見えるのが面白い。

劇中のシーンの継ぎ間の音楽はバンジョーが奏でられるカントリー・ウェスタンの楽曲ばかり。ヒップホップやメタルが流れるとタナーやマーカスが反抗的なリアクションを取る、そこもまた同じ。

追う者、追われる者の追走劇、その果ては見渡す限りの荒野と岩だらけの丘の上。この最後の舞台がウィンド・リバーと重なり、思わず唸る。

テイラー・シェリダンの脚本が好きだ。
派手さはないが引き込まれる。
前述した、違う者同士でも似通っている点を描く、緻密さが素晴らしい!

ずっと貧しかった。
親の代もその親の代も。
まるで伝染病の様だと。

彼の脚本でいつも感じるのは、アメリカの闇。
ガソリンスタンドに馬はいるし、皆んなカウボーイの出で立ちだし、今尚彼らは西部劇の時代を生きている。
AshLynx

AshLynxの感想・評価

3.9
【マッチョな生き方とは】

ある程度レビュー数のある『最後の〇〇』作品の中で一番の名作(多分)

たっぷりもらったチップを証拠として没収されそうになるも、生活がかかってんだよ!、と保安官に啖呵を切るおかあちゃんウエイトレス、犯人逮捕に協力を仰ぐも、見つけ次第打ち殺してやると荒い鼻息を上げる中年男性、終盤では一般市民の安全など二の次で町中で銃を乱射しまくる自警団たちなど、(某ブログから引用)個人主義的でマッチョイズムなテキサスの風土を表した描写が随所に見られる。いかにも日本的な集団主義や物腰の柔らかい感じに嫌気が指している人間にとっては、ドラッグのような映画かも知れない。

「主人公兄弟がなぜ銀行強盗をしたのか」というのがこの映画の肝。その主軸ストーリーのテーマに沿った土地風で上記のようなショートエピソードを混ぜていく脚本は非常に上手くオサレだ。古き良きアメリカのマッチョイズムをオサレに表現した今作は、マッチョなオトコにとって必見の名作である。



P.S.
ファストマグ(素早くリロードする為に2つの弾倉を逆さまに固定した弾倉のこと)のアサルトライフル…映画では初めて見たかも。CoDでの標準装備だけど、実際にやる奴もいるんだな。
いの

いのの感想・評価

4.6


お兄さんは言う
「愛してる。本気だ」

弟も言う「愛してる」


そこからいっきにもっていかれてまう


テキサスという場所は、
まったくもってして・・・
(ううっ、言葉につまる)


保安官が、先住民の血をひく相棒に、
エアで肩をとんとんする
うう゛っ(涙)
ZIMA

ZIMAの感想・評価

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寂れた街を嘲笑うかのような雄大過ぎる大地。この土地は誰のものなのか?ネイティブ・アメリカンのお話だったり、それから守るべく組成されたレンジャーのお話だったり、今のアメリカという国の矛盾だったり、派手さに隠れた問題だったりを提起しているのかな?

銀行強盗をする兄弟と、定年を控えたベテラン保安官のお話で、両者が抱えている正義と絆が好きでしたな。なんやかんや言い合ったりしたとしても、それが愛情に繋がっているのが良くて。

荒くれ者たちが住むっていうイメージ通りのテキサスでした(銃でも持ってなきゃやってられない)。自分たちの身は自分たちで守るっていう、コレも昔ながらのフロンティア・スピリッツってヤツですかね。


冷えてる瓶ビールをラッパ飲みしたくなるね。
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