これを見るためにNetflixに手を出してしまった。なぜ日本で劇場公開してくれないのか、ギンレイホールで見たかったという悲しい気持ちを抑えて。まだ未公開よりマシだと思いつつ…(脳裏をよぎる数々の作品たち)
なぜこの作品が選ばれたのかアカデミー賞の趣旨を改めて考えてみたら納得のアメリカ映画。テキサスの雰囲気、カウボーイハット、いつの時代なんだいま？と錯覚させられるけど、カジノやクリパの息子、銀行のお姉さんから「あ、いまか…」と思わせるさりげなさ。脚本の構成もあとから自然に色々なことを補っていく丁寧さが素敵。現代映画に毒されすぎて物足りないと思う面もあるけど、この作品を評価している本国がある限り、まだまだ映画産業は大丈夫な気がする。
