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最後の追跡のpoteoのレビュー・感想・評価

最後の追跡(2016年製作の映画)
3.8
良かった。
大枠の絵面は「ノーカントリー」っぽい。
が、コンセプトとアプローチは違って見えた。
画面に映るのは、「貧乏人が楽して銀行(金持ち)からお金を奪う」話だが、バックボーンとして資本主義の歪みで「銀行(金持ち)が楽して貧乏人からお金を奪っている」として、大多数の貧乏人が不満を溜め込んでいる社会の健全性を問う所は「パラサイト家族」を連想した。

部分的なビリビリとした緊迫感より、のどかな風景にヒリツク乾いた空気が常に漂う日常感が印象的。
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