義民伝兵衛と蝉時雨

ラビッツ・ムーンの義民伝兵衛と蝉時雨のレビュー・感想・評価

ラビッツ・ムーン(1950年製作の映画)
4.4
1971年版 16分。
月とうさぎ。美女と悪魔。ロマンティックなドゥーワップメドレーとその合間に流れる太古のリズム。夢幻、失恋、男の願望とその挫折に、いつの時代にも変わらない人生の普遍的な不如意性を垣間見る。何度も観返したくなるような幻想的な映像美と役者達のパントマイム的な表現。ノスタルジックで懐かしく、とても好きな世界観だった。静寂に満ちた真夜中に浸っていたいような世界観。