卓越したブラックユーモアによって炙り出される、台湾から見た太平洋戦争史の断片
権力、民衆、搾取、無知、家族、友情、滑稽、悲哀、戦争、、、そこに不屈の諧謔!!
決して綺麗事に酔いしれることのない、溢れ出>>続きを読む
不条理 愛による克服 だがまた悲劇
人生の浮沈の普遍的円環
あらゆる人間の壁 超越 しかしその先にもまた必ず...
明けない夜はない しかしまた 暮れない昼もない
ペシミスティックな世界 その中から逃>>続きを読む
戦後
経済
復興
社会
壮年
労働
恋人
婚約
疎遠
ライフワークとライスワークが鬩ぎ合う土俵の上で、”パンの為の労力”が優位に立つ世知辛い季節
麗らかな過去への郷愁と、理想的な未来への憧憬、>>続きを読む
天才モーリス・ベジャールの眼差し、そして人間性
ジョルジュ・ドンのカリスマ性、そしてデカダンス
耽美、前衛、芸術、肉体美
超一流人の仕事
ニーチェ
オルフェウス
哲学を体現する形而上学的ダンス>>続きを読む
晩春の
清々しさ、瑞々しさ、初々しさ
初夏の
淡々しさ、白々しさ、苦々しさ
フラッシュバックするかのような、あの日あの頃の眼が眺めたような情景、無情なる現実世界と密接に繋がり合う、首尾一貫した、生>>続きを読む
ヴェルディの想いが建てた
養老院 ヴェルディの家
ここで余生を過ごした往年のオペラ人達の姿
時は無情にも過ぎ去り、老境、そして死
“ここには現在がない、過去の話ばかり”
“何もかも終わってしま>>続きを読む
愛する夫よ!愛する息子よ!
嫁姑の血みどろの取り合い
嫁が夫の顔にキスの嵐を送れば、母は息子の足にキスの嵐を送る!
間に挟まれる夫兼息子
大晦日の大惨劇
室内悲劇の閉塞感と
年越しベルリンの街並みのダ>>続きを読む
恋人の音信不通、下女の失恋、配達員の純愛
真の愛情が皮肉にも爆発させた大惨劇
『トスカ』をも思わせる終着点に悲劇が極まる
人類 意志
歴史 反復
深淵 忘却
神話 啓示
詩情 不屈
芸術 永遠
曙光 黄昏
故郷 終点
人生 刹那
西洋の伝統のトワイライトが満ちるフォーゲルエート城で繰り広げられるミステリー
モノクロ、着色、シンメトリー、、
「吸血鬼 ノスフェラトゥ」へと繋がるような不穏さや格調高さ
映画芸術黎明期の空気感>>続きを読む
二十世紀初頭
ロシア
激動の時代
体制と反体制
反動と革命
帝政時代の黄昏と社会主義の黎明
奇しき出会いと別れ
奇しき愛の萌芽
悲しき生と死
悲しきハリウッドでの再会
政治と政治
主義と主義
そうでは>>続きを読む
英国ロイヤル・オペラ来日公演の余韻に浸りつつ、先日新国立劇場でも観劇した『椿姫』の、METライブビューイング版を鑑賞
2011年 メトロポリタン歌劇場
『ラ・トラヴィアータ』
指揮 : ファビオ・ル>>続きを読む
求人、面接、書類、評定、筆跡、診断、二者択一、優柔不断、ジャン・ドゥーシェの悩み顔、からの、音韻のススメ、、、
キャリア最後の映像作品でもヌーヴェル・ヴァーグの精髄へと直結するかのようなユスターシュ作>>続きを読む
ユスターシュ監督「求人」のみ鑑賞
エデンの園、快楽の園、最後の審判、
天国、煉獄、地獄、
三位一体
平安、悦楽、戦争、
遠近、境界、象徴、
統合失調
人体の7つの穴、
男女の1つの違い
ジャン=ノエル・ピックの語るボスの『快楽の>>続きを読む
ホテル、人影、景観、無音、固定、移動、時間、空間、構図、厳格、反復、機微、日常、無常
天上の至福
背面世界
虚空
地上の逸楽
ニヒリスト
無垢
同じ花が咲いていて
同じ匂いだったあの日
リラの香り
好色
官能
悋気
愛憎
放埒
耽美
豪奢なる美術
栄耀栄華
貴族の没落
デカダンス>>続きを読む
田中絹代の重厚さ、高峰秀子の軽快さ
時の流れ、和の趣、侘び寂び
流行よりも変わらぬものを見詰め
流されることよりも自分の心を泳ぎ
自身の心の源流を社会の激流に攫わせぬこと
その美しさ
人生
日常
家族
生死
人間
奥行
感慨
機知
詩情
普遍性
圧倒的な完成度の高さ
やはり小津は魔法使い
超豪華役者陣の存在も忘れられない
砂漠の村落
軟禁、蟻地獄、不自由
しかし、”地獄も住み処”とは言ったもの
やり甲斐、生き甲斐、達成感、満足感
絶望の中でのそれらの発掘
負を減らす努力、苦悩も中毒性に満ち溢れている
窮屈な革ジャンも身>>続きを読む
土地の奪い合い、勝者と敗者、奪取と追放、そこから生じる故郷や異郷という概念、郷愁という幻想
起源から無限に連なる我ら人間のこの所有欲
しかし本来自然には徹頭徹尾境界線というものはあるはずもなく、果てし>>続きを読む
大きな喜び
大きな怒り
大きな哀しみ
大きな楽しみ
たべのもアートや絵画
まさに天使の乱舞
それを見守る家族の日記
そこに撮影クルー
閉塞と解放の連鎖の中に浮かび上がる喜怒哀楽
天使さながらに
世界を見詰める
それぞれの純朴な眼差し
決して大衆に埋没することなき
崇高なる神性を備えた
神々の如き彼ら彼女らの
あの日あの時の
圧倒的な魂の発光の記録
その眩さが
一時なりともこち>>続きを読む
来た道と行く道
饗宴と雪道
伝統と退廃
人世と自然
無常と詩情
生と死
来た道を振り返り引き返せぬ遥か遠くに輝く故郷の美しさと、行く道の最果てに垣間見える刹那と永遠
これもまた一つの「永>>続きを読む
ジャマイカ、キングストン、レゲエ、黄金期、ラスタマン、ゲットーライフ、ドレッドロックス、ガンジャ、レコード、ラブ & ピース、信仰と音楽、文化と歴史、記録的側面の圧倒的な貴重さ、個人的には、取り分け、>>続きを読む
システム に カリスマ
秩序 に 破壊
セルフコントロール に マインドコントロール
魂の地獄 に 密儀の伝道
恐怖 に 生
名演技 に 名演出
余白 に 余韻
搾取するシステム 眠れる森の木々 真理の木
体制 群衆 カリスマ
洗脳 迷妄 真相
奸知 無知 覚知
共生、断絶、淘汰、
人間社会構造のメタファー?
ソクラテスやキリストがそうであったように
シャブロル×ユペール
名タッグのラストステージ
初タッグを組んだ「ヴィオレット・ノジエール」と同じく実際に起きた事件が元にされた
シャブロル流現代サスペンス
陰謀渦巻く霞の向こうに蠢くフィクサーの>>続きを読む
映画の中をも根深く支配する男性の眼差し。殆どの映画の中で、映し出される女性は、男性の頭を通したものであり、セックスシンボルであり、性的快楽という客寄せパンダであり、あくまで性的搾取の対象から抜け出すこ>>続きを読む
沖縄・西表島・古見
日本とアメリカ、土着信仰と信仰宗教、炭鉱とモルヒネ、、、
元からいた人々、他から来た人々、出て行く人々、共生
お祭、伝統、秘儀、保守、退廃、無常、郷愁、、、
今となっては忘却されつ>>続きを読む
カジノディール、介護、結婚、、、
暴力、抑圧、虚無感、、、
反復、ミニマリズム、実験性、、、
「マグダレーナ・ヴィラガ」から寸分のブレ無き、男性中心主義社会の底辺を生きる女性達の姿。女性の自立とは。i>>続きを読む
男性・権力、女性・抑圧
不公平なる現代男尊女卑社会が抱える熱病のような女性の乾き
男のおもちゃ、慰みもの、娼婦、、、
資本主義社会の底辺から、ハリウッドの高みまで、遍く蔓延する、女性に対する男性の無自>>続きを読む
リヴェット監督らしい奇妙なダンス・ミュージカル。陰謀めいた摩訶不思議なるリヴェット節も案の定加わって、えも言えぬ独特な空気感に、ウキウキワクワクドキドキ。
鮮烈な女性達(取り分けナタリー・リシャールの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
抗えない人間世界の痛ましい有り様を浮き彫りにしたようなラストには、やはり、鋳型にいれたような悪人などそこにも存在せず、寧ろ最善と最善を尽くし合った結果のように思えた
殺人、紛争、戦争といった、人類の痛>>続きを読む