以前から楽しみにしていた、水谷豊さん初監督・主演作品の「TAP-THE LAST SHOW-」を試写会で観せて頂きました！
水谷豊さんファンは勿論ですが、これまでタップダンスがメインで取り上げられる映画作品はなかったので、興味のある方は必見です。
相棒の水谷さんより、傷だらけの天使の頃のヤンチャなイメージの水谷さんが歳を重ねた雰囲気が感じられました。
まず印象的だったのが、映像の光の使い方や構図などが素晴らしく、素敵だなというシーンが沢山あり、水谷豊監督の思い入れを感じました。
メインキャストとダンサー達が本物のタップダンサーということでダンスシーンは迫力があり、特にMAKOTO役の清水夏生さんの超凄技が随所に出て来て堪能できました。そこは吹き替えや中途半端なスキルの役者さんがやるより見応えがあったと思います。
個人的には事務員役のさなさん、ホスト役のHAMACHIさんはとてもハマっていると思いました。
脇を固める俳優陣は勿論ですが、世界的タップダンサーのHIDEBOHさん、相棒でお馴染みの役者さん方の存在感はさすがでした。
日本映画としては長い133分の作品ですが、showがあっという間に過ぎてあまり長く感じませんでした。
ただ、ダンサーたちのそれぞれのタップへの強い思いの背景や、何でこの人が選ばれたのか？なんでこのシーンがあるの？という部分があったり、せっかくの難しいステップも素人にはどれくらい複雑なのか分からないので、出来ればもう少し捕捉が欲しいと思いました。
スピンオフドラマとしてテレ朝さんでやってくれないかな～と思います。
