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ブレードランナー 2049のshukutamaのレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
4.5
最後まで目が離せない!!
莫大な予算がかかっている超大作でした!
ライアン・ゴズリングが本当に素晴らしい。いえ、前から素晴らしい役者さんですが、彼の目の奥の奥、心の機微からくる身体の隅々の動き、振る舞い、身のこなし、どれをとっても素晴らしくて、彼のラストシーンは美しくてもはやアートのようでした。脂がのってた頃のマックイーンを彷彿とさせました。
ストーリーは、ええええっ!と何度も何度も思わせる展開、いったいどうこの映画を終わらせるのか、一方でずっと観ていたいし終わらせないでほしい気持ちもあって、食い入るとはまさにこのこと。いや、最後まで渾身の力作ですね。
とはいえ、ふへ??と思ういろんな突っ込みどころはあります。ありますが、伝説的な前作の世界観を引き継ぎつつ、現代的なアレンジ、解釈、後世へのバトンタッチなどなど、様々な配慮がなされた作品だとも思います。
作品全体に漂う空気、生命の根源的な哀しみはそのままに、未来への伏線も残して一旦は幕を下ろした、そんな感じ。
これってあとにもし続けるなら、マッド・マックス的な展開になっていくのかな。
エンドロールは長すぎて、いったいこの作品にどれだけの人が関わっているのだろうかと、どれだけ愛された作品なのかと、なんだか胸アツでした。
ドーンと直球、久しぶりにこんな映画観たなぁ。ありがとう監督!!
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