こばっち

ブレードランナー 2049のこばっちのネタバレレビュー・内容・結末

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

楽しみにしていたブレードランナー続編、ムビチケ買って待ってたのに全然観れず。公開終わる~と焦って他県までドライブ…
やっと観れた!

ライアンゴズリングはあの世界観に合うのか、ハリソンはアクション出来るのだろうかと心配だったが杞憂に終わり、三時間という長さも気にならず。結果としては上手く前作の世界観やテーマを拡張して、ストーリーを構築していたと思った。以下所感。


・導入部での映像は太陽光パネルが一面にある明るい場面。前作導入部との比較も興味深い。
・冒頭で2048でのレプリ(サッパー)があっさり“解任”される。youtubeで短編を観てたので虚しさを覚える。
・Kは序盤からレプリカント(ネクサス9型)ということがハッキリ示される。事前情報をなるべく入れずに観たのでかなり驚いた。Kつよいし。
・前作のレイチェルやガフなど前作ファンもにんまりのシーンも。やはりレイチェルはストーリー上非常に重要。後半に驚きの場面も。
・折り紙の羊…思わず笑う。狙ってますよね?
・盲目の経営者ウォレスの不気味さ。周りを飛んでるのは目の代わりだろうか?
・市販AIのジョイが萌えるし燃える。売ってくれませんかねウォレスさん…
・ミスリードが得意(?)のヴィルヌーブらしい構成とカット。ラストの展開はどんでん返しとはいかないがメッセージ性は強烈。BGMは重低音が多く使い方も効果的。
・デッカードの動きがもっさり…でも前作からの時代の経過を思わせられて逆に良かった。そして前作でも特段カッコよいアクション無かったですよねデッカードサン。。
・ラヴさん強すぎ。もっと内面を掘り下げて欲しかったかな。
・前作でも思ったけどレプリカントの方が人間臭く感じる。人間の登場人物の描写が少ないのもあるが。
・全てが終わった後、Kが感じたことは何だったのか。そしてKが求めたものは一体何だったのか…
・デッカードがレプリカントなのかどうかは結局明かされず。それが物語の奥行きに貢献していると思う。最後のシーンはちょっと泣いた。
・気になる点としては展開の遅さ(冗長に感じるカットやセリフの回りくどさ)や前作のリスペクトであろう日本語の看板がそれほど世界観にマッチしなくなっている気がしたことなど。些細なことですが。


アイデンティティというやつは一体なんなのか、人間と造られたもの(レプリカント)の差は何か、人間らしさとは…
いろいろと考えさせられし全然自分のなかで纏まってないけど、観れて良かった‼️

UHD BDで何度も観たい…はよ出ろ…
こばっち

こばっち