ライアン・ゴズリングがブレードランナー かと思いきや、新タイプのレプリカント。自分が人工的に作られたか否かという問題に突き当たるまでを境界線とした時、前半の機械的な彼と、後半の人間味を帯び始めた気持ちの揺れ動く彼との差が見事である。哀愁を伴った機械的な存在というのがあまりに似合うライアン・ゴズリング。最高な抜擢。
初期作と比べるとストーリーがわかりやすく明確。
アーティスティックさは初期作の方があるかなという感じで、もはやこの二つは別物。
レプリカントが子供を産むという禁忌から起こるこのストーリーは、人間とレプリカントの境界線が一体何なのか?そこに差はあるのか?そんな事を考えさせられる。
哀愁を伴った今回のブレードランナー 2049、初期作と同様愛という大きな主題と、人間とレプリカントの境界線というテーマが見えて、とても良かった。