ブレードランナー 2049の2時間後のていらのレビュー・感想・評価

ネオンと廃墟と雨とエセ日本語と湿度と…まごう事なきブレードランナーの世界だったなあ。
一つ一つのシーンをポストカードにしたいくらい、一切の手抜きない圧倒的SF映像美に完全没入。
160分も全然長く感じなかったし、もっとあの世界に漂っていたかった。
レプリカントの生の意義や悲哀、人間とは、人間らしさに踏み込んだ今作は哲学的でもありかなり見応えあり。
この静かで切ないやるせなさこそがSF。
「おとくにおさけ」とフォトショ職人みたいな博士の仕事っぷりには笑ったけど。