今回の物語は「母親と王子の成長」ではないでしょうか?
・ディズニーにおける「王子」の役割
チャーミング、背が高い、白馬といった外面的なイメージではなく物語においてどのような役割があるのか。
それは「お姫様を救う」ことである。
1で明らかになったとおり、「真実の愛」という形で姫を救ったマレフィセントがこの物語では王子というシンボルである。
ではその続編である2は、マレフィセントの成長の物語であった。
母親・王子という二つの特性を帯びているマレフィセントが2を通して成長しているのが分かる。
ディズニーにおいては対立的であるこの特性を内在させているマレフィセントの葛藤がよく表現していたかと思う。
そして素晴らしかったのは、「衣装」であろう。マレフィセント、そしてオーロラ姫の葛藤を衣装に視覚的に表現していてとても良かった!