たく

マレフィセント2のたくのレビュー・感想・評価

マレフィセント2(2019年製作の映画)
3.5
なかなか面白かったんだけど、映画館の設備が原因なのか映像が極端に暗く、コントラストも甘いので暗いシーンで何やってるかさっぱり分からず。電気がない時代設定になってるのも災いして、結構ストレスだったね。他の方のレビューに映像が美しいっていうのが多いので、たぶん設備の問題だね。

前作で妖精の国の王女となったオーロラ姫とフィリップ王子の結婚式をベースとして、人間の国と妖精の国が戦争と平和の間で葛藤する話にマレフィセント自身の葛藤が重ねられていく。クライマックスが昼間の場面で画面が明るいのがせめてもの救いで、尻上がりに面白くなった感じ。
ナチのガス室を思い出させるシーンがドキッとする。

前作同様にエル・ファニングが最高に可愛く、作品の魅力の半分は彼女だね。これにアンジェリーナ・ジョリーの妖艶な魅力が対比されてて上手い。
ミシェル・ファイファーがああいう役柄とは予告編では全く気づかず。やっぱり予告編はこうじゃなきゃね。
どうでもいいけど鳥の妖精たちが人間国を目指して空を飛んでくるシーンに「フラッシュ・ゴードン」を思い出した。

結婚式の告知で、突然ドヴォルザークのシンフォニー8番第四楽章冒頭のファンファーレが流れてびっくり。この曲の愛称である「イギリス」と、映画の舞台がおそらくイギリスをモデルにしているであろうことをかけたのかも。
たく

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