mar88

カフェ・ソサエティのmar88のレビュー・感想・評価

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)
3.7
1930年代。
ニューヨークからハリウッドへエージェントとして成功した叔父フィルを頼りにやってきた、ユダヤ人青年のボビー。
そこで彼を連れハリウッドを案内するよう叔父から頼まれたヴェロニカと出会う。

平凡な青年ボビーは、一目ぼれしたヴェロニカを振り向かせようと頑張るが、彼女には彼がいるという・・・・

まぁ、ハイソサエティの話ですね。

ウディ・アレンの作品は全部観たわけじゃないけど、きっとよく観てる人は「ウディ・アレンっぽい!」という作品なんでしょうね。

舞台が、ハリウッドだからなんだか「ララランド」と似てると言われていて少々不憫。
でも、否めないかぁ。

ブレイク・ライブラリーより、断然クリステン・スチュワートが好きなんだけど、
初登場シーンのクリステンの衣装とハスキーボイスのギャップが想像以上にあって「おおぅ。」ってなった。

ブレイク・ライブラリーって、あのドラマのワンシーズンくらいしか観てなかったんだけれど、こんなに綺麗な人だったのね。と改めて注目。

でも綺麗なのは女優だけじゃなくて、この映画そのものが煌びやかでウディ・アレンが80歳とは思えない力強さを感じました。

あのジェシー・アイゼンバーグの立ち姿がウディにしか見えなくて、
ここでも「ウディ・アレン現役説」が頭をよぎるのです。綺麗な女性好きよねぇ。

最後は、やはりウディ色!といった感じで幕を閉じるのですが、
「ララランド」同様、「男性から見た叶わぬ恋」への美化とセンチメンタルが、なんだか可愛らしいなと思えたのでした。

ま、昔の彼女と同じ名前というのは、不可抗力だとしてもいかがなものか・・・ましてや、元彼女と同じ愛称で呼ばれたら・・・
私はブレイク・ライブラリー演じる妻のように優しく微笑むことは出来るだろうか。


奇妙礼太郎の「君が誰かの彼女になりくさっても」が聴きたくなった。
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