のんchan

パーソナル・ショッパーののんchanのレビュー・感想・評価

パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)
4.0
オリヴィエ・アサイヤス監督作品鑑賞7本目。
どれも自分の平均点以上となる作品ばかりでかなり好みの監督です。

この作品はクリステン・スチュワートのために脚本している。
前作の『アクトレス 女たちの舞台』から2度目のタッグ。その時からクリステンに惚れ込んでいたのだと感じます。

全シーンにクリステンが出突っ張り。
『パーソナル・ショッパー』とは、セレブのために高級ブランドの服、アクセサリー、靴、鞄の買い物代行する仕事。
衣装協力はシャネル、カルティエ、クリスチャン・ルブタン等で目の保養もできます。

平均スコアが低めで残念ですが、捉え方なんだと思います。難解に思えてしまう方がいるのかも?
テーマがオカルト?アート?ファッション?サスペンス?と幾つかに跨るようですが、あくまでも主人公の心の浄化、安定までのお話と捉えました。


モウリーンは双子の兄ルイスと共に霊媒師をしていたが、3ヶ月前にルイスを亡くして心が落ち着かず、ルイスの霊と接触(何かのサイン)することで人生に変化が起きることを期待している。
その傍らパーソナル・ショッパーの仕事をこなしていると、スマホに送信者不明のメッセージが立て続けて届く。もしやルイスから?と信じたかったが、あまりにも行動を細かく全て読まれているため恐怖を感じていく。
セレブのキーラとの契約の中で、衣装等は決して身に付けないようキツく言われているが、そのメッセージはキーラの衣装を身に付けて、ホテルの指示した部屋に来るよう脅迫してくる...


彼氏のギャリー、ルイスの妻、キーラ、キーラの恋人などの登場人物と接しながら、モウリーンが心の内なる世界を探究していくミステリアスドラマだった。

しかし、クリステンはなんと言う美しさだろう。どのショットもカッコイイ。
バイセクシャルだからか?喋り方がボーイッシュでバイクに跨りタフに動き回る姿も自然。高級ブランドに身を包んだ煌びやかさ、そして惜しげなく見せている綺麗な胸。どんな姿も素敵で指を咥えて観てしまった。

他人様がどう言おうが好みでした。
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