キモサベ

わたしは、ダニエル・ブレイクのキモサベのレビュー・感想・評価

-
うまいですねケン・ローチ監督、オープニングの映像なし

何かの申請のため(でしょう)、主人公(でしょう)と、役所の職員(でしょう)の応答が“声と字幕”で流れます・・・だって出だしから、いきなり“冷たい”じゃないですか
そう、これこそテーマ・・・です

弱い者が、さらに弱い者に寄り添い助け合って生きる・・・なんか素晴らしいことに聞こえますが、でもこれって間違ってますよね
弱い者が一人でもやっていけるのが、本来あるべき姿・・・国の仕事じゃないですか
それと、弱い者同士寄り添うだけでは“解決しない”、これもまた痛い現実
なんて偉そうな口利いてすみません

感想です
2024年3月の鑑賞です
国の仕事・・・って言いましたが、テレビをつければ「裏金がどうの・・・」 それってテメエの保身、“国の話”はどこへ行っちゃったの?

『だめだっ、よその国の心配なんかしてる場合じゃござんせん』
と、今更ながら・・・の自分がいました

【追伸】
弱い者・・・って言葉で表現しましたが、意外とその立場にならないと気が付かない(関心がない)で過ごしていることってありますよね
勤めている間・・・“無職”になった時
結婚してる間・・・“シングル”になった時
若い間・・・“年”をとった時
健康な間・・・“病気”になった時
キモサベ

キモサベ