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わたしは、ダニエル・ブレイクのtravisのレビュー・感想・評価

4.8
ケン・ローチ監督の昔から変わらぬ労働者階級を描いてきた作品の中でも、特に心に染み入る作品だと思う。
どんな状況に追い込まれようとも、自分の生き方、尊厳などを死ぬまでひた向きに守り抜く。
90年代の監督作品の時も、いずれ日本もこうなるとは言われてきたんですが、今、正しくその時だと思います。
90年代までは、それほどの共感は日本では得られてなかった記憶ですが、今の日本では絶賛の嵐ですね。
私はケン・ローチ監督のファンなのでそれは嬉しいことですが、複雑な心境ではある。
ケン・ローチ監督の真骨頂たる作品。
『地位の高い者には媚びないが隣人には手を貸す施しはいらない』
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