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わたしは、ダニエル・ブレイクのmstkのレビュー・感想・評価

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2017/04/09
@ヒューマントラストシネマ有楽町。‪多分初めて劇伴らしき音が僅かに流れる場面でついぞ落涙。でも涙より、同情より必要なのは怒りで、皆んなで怒れば(今ならまだ)どうにかなるはずの事がどうにもならないという現実。
庶民と小役人をいがみ合わせ、尊厳を踏み躙るシステムの陰でほくそ笑む、fuckin'ファシストどもの売国的振る舞い(最初の方で行政の援助を受けるのにその担当審査がアメリカの保険会社によって請け負われている事を示唆するセリフがある)とそれを支えるノイジー・マイノリティ。
ラストは予感されたものではあるが、そうする事でしか救われない生とは一体何なのか。
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