だびー

わたしは、ダニエル・ブレイクのだびーのレビュー・感想・評価

4.2
ケン・ローチはイギリスという国自体には一貫して不信の目を向けていると同時に、地域のコミュニティや人の繋がり、もっと言うと人間の持つ善良さを信じている。そして、ダニエル・ブレイクのように人は尊厳を持って生きるべきであり、国はそのように一人一人を扱うべきだと考えている。今作での今尚続く緊縮財政政策への強烈な異議申し立ては、自ら左翼を自称するケン・ローチの面目躍如。パルムドールも納得の傑作。
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