Lun

わたしは、ダニエル・ブレイクのLunのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます


“私は依頼人でも顧客でもユーザーでもない
怠け者でも たかり屋でも
物乞いでも泥棒でもない
国民保険番号でもなく エラー音でもない
きちんと税金を払ってきた
それを誇りに思ってる
地位の高い者には媚びないが
隣人には手を貸す 施しは要らない
私はダニエル・ブレイク
人間だ 犬ではない
当たり前の権利を要求する
敬意ある態度というものを
私はダニエル・ブレイク
1人の市民だ
それ以上でも以下でもない”

冒頭から通りいっぺんの淡々とした審査のやり取りになんともイライラ感が募る。
その後の役所の事務的なやりとり。
審査のためにあれをしろこれをしろ。
でなきゃ違反だ!とまくし立てられる。
様々な理由で貧困に喘ぐ低所得者層の生きづらさ、閉塞感に胸塞がれてしまう。
なんとかこの堂々巡りから抜け出せないものかと…。役所に最低限の助けを期待するも裏切られた気持ち満載である。
よく言われるところのお役所仕事。
彼らの側から見れば、例外や特別な処置対応は作ってはならない。そう言う意味では安易に国はいかん!役所はダメ!と言えないところはあるのだけど、ダニエルのやり切れなさやケイティの取った行動は深く同意、胸に迫るものがある。