honey

わたしは、ダニエル・ブレイクのhoneyのレビュー・感想・評価

-
見ていてとても寂しい気持ちになった
制度の冷たさって確かにあるよなーと思った。みんなが便利になるようにって作られた制度によって誰かが便利になった分、誰かが苦しんでいるのかもしれない。
わたしはデジタル世代だから、ネット、スマホ、パソコン、そのどれも使うことになんの抵抗もなくて、だから老人がスマホの使い方がわからない問題とかに対して大した問題でもないとすら思っていた。でも自分ががんばっても「できない」ことはどうしようもなく情けなくて苦しくて悔しくて、それってパソコンだけじゃなくて勉強とかいろんなこと、自分が当たり前に「できて」誰かががんばっても「できないこと」その逆も然り、なんかこう、自分を基準に考えることの愚かしさを改めて目の当たりにしたというか。

最後まで人間としての尊厳を持ち続けた彼は本当にすごい わたしが人間たる尊厳とはなにか。

「人生には追い風が必要だ」

以下解説メモ
資本主義は最下層?にいる人たちがいてこそ成り立つって説明してた わたしたちはそういうひとたちにむけての眼差しを変えていくべき、もっと優しくなろうと思った キンシュク財政で最初にカットされるのは年金や社会保障で、結局こういう政策を決めるのはお金持ちだから特に影響もないし理解もない人たち 改革で影響を受けるのは末端の人たち 割と日本も他人事ではないなと思った 
中国の資本、安い人材費?とリンクさせるために出てきたNIKEの男の子


全然関係ないけど泣いてる女にハンカチを出せる男は強いなぁと思ったよね、紳士はハンカチをさっと出せる
honey

honey