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わたしは、ダニエル・ブレイクのmikiのレビュー・感想・評価

4.0
✏️レビュー、500本目!

500本目は、文部科学省特別選定作品である『わたしは、ダニエル・ブレイク』にしました。

彼の想いが、彼の願いが報われなくて心が苦しくなった。けど、悲しい苦しいだけじゃなくて人の温かさも感じられる良い作品だった。

本作を観て、最近あった日本のドキュメンタリーを思い出した。
どの国にも、生きる為のお金が足りなくて困っている人たちがいる。様々事情で働けない人やできる仕事が限られてる人が沢山いる。
そういう人たちのために、支援があるのに融通の効かないシステムやルールが更に邪魔をしてくる。

理想は困っている全ての人に手を差し伸べられる仕組みだけど、具体的な解決策がないと現状は簡単には変えられない。
だけど、彼のように理不尽に立ち向かって行動する人が今までも世界を変えてきたんだと思う。

自分にもこの状況が起こらないとも限らない。今こうして国にお金を納めていても、年老いて社会的弱者になった時に十分な保障は受けられないと思ってしまう。
変えようとしなければ、変わらない。理不尽を受け入れる選択は取りたくないね。
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