kyonkyon

わたしは、ダニエル・ブレイクのkyonkyonのレビュー・感想・評価

4.3
凄く凄く胸を締め付けてまだ解けない
クリップしてから久しく、漸く観れた。

独特の視点からのメッセージ性の強さ、ケン・ローチ流石である
ダニエル・ブレイクは、昔ながらの頑固で誠実で何より優しい硬派な老人だ。
誰が彼を見ても、途端になんだか好きになってしまう、そんなところも作品の凄いところ

そんな彼とシングルマザーのデイジーを中心に描く、就労問題、社会福祉制度の闇。
きっとこれがリアルで、これが現代。
挿入歌なしに、静かに静かに構成されているところも、この「リアル」を際立たせる。
1つだけ、シーンの切り替えに異様な程暗転が多いが、これも演出なのだろうか?私には少し違和感あったかも。

とはいえ本当にいい映画である。
観たことのない方は、是非一度観てみて欲しい。
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