まの

ラビング 愛という名前のふたりのまののレビュー・感想・評価

3.4
白人が黒人と結婚するのは違法とする地域で、違法と知っていて結婚した二人が、逮捕され州から追い出されても、裁判を起こし戦う様子を描いた映画。肌の色に関係なく好きになっただけなのにこんな残酷な話が実際にあった事に少しショックを受けました。夫となるラビングは口数は少ないけれどもただ、ミルドレッドを愛し、そのために違法と知りながら結婚し、最後まで「お前を守る」と言って黙々と生きていく姿に感動します。不器用だけど愛する者を全力で守るラビングはとても素敵。今の時代には稀有な人かも。ミルドレッドに膝枕してもらいテレビを見ながら笑う無邪気なラビングの姿がこの映画の全てを物語っているのではないでしょうか。
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