ラビング 愛という名前のふたりの作品情報・感想・評価

ラビング 愛という名前のふたり2016年製作の映画)

Loving

上映日:2017年03月03日

製作国:

上映時間:123分

3.7

あらすじ

ずっと、そばにいた。ずっとそばにいたい。 大工のリチャード・ラビングは、恋人のミルドレッドから妊娠したと告げられ、大喜びで結婚を申し込む。 時は1958年、ここバージニア州では、異人種間の結婚は法律で禁止されていた。だが、子供の頃に出会って育んだ友情が、愛情へと変わっていったリチャードとミルドレッドにとって、別れるなどあり得ないことだった。二人は法律で許されるワシントンDCで結婚し、地元に新…

ずっと、そばにいた。ずっとそばにいたい。 大工のリチャード・ラビングは、恋人のミルドレッドから妊娠したと告げられ、大喜びで結婚を申し込む。 時は1958年、ここバージニア州では、異人種間の結婚は法律で禁止されていた。だが、子供の頃に出会って育んだ友情が、愛情へと変わっていったリチャードとミルドレッドにとって、別れるなどあり得ないことだった。二人は法律で許されるワシントンDCで結婚し、地元に新居を構えて暮らし始めるが、夜中に突然現れた保安官に逮捕されてしまう。二人は、離婚か生まれ故郷を捨てるか、二つに一つの選択を迫られる──。

「ラビング 愛という名前のふたり」に投稿された感想・評価

たみ

たみの感想・評価

3.8
ただ好きな人と結婚して、住みたい場所で暮らすことが許されない社会。テレビも車も普及しているころか、親が生まれるちょっと前か

妻と家族を守りたいが故に疑心暗鬼になり、最高裁まで出ることに積極的になれない白人の夫。法律の壁だけじゃなく、信頼していた職場や友人ら周りの人の態度も変わってゆく苦しみがリチャードを壊してしまうんじゃないかと、見ていてきつかった。
黒人の妻は家族と故郷で暮らすために(黒人としての訴えもあるんだろう)裁判に積極的で、そのために記者を呼んで取材も受けたりする。
立場が違う夫婦がこのまますれ違ってしまうのではないかと。でも夫の言葉が、、、

夫婦の会話は少ないけど愛が溢れてました
ねこ

ねこの感想・評価

4.0
とても良かった。
姉が主人公の夫氏に「違法だと知ってたんでしょ」ってキレてるところに号泣してしまった...
理不尽な法のせいでなんで身内同士でいがみ合わないといけないんだと思って。
御涙頂戴ではなかった。
でもすごい感動しちゃった。
あとHidden Figuresと同じ時代だなぁと!
主人公の服が可愛すぎた
やぁこ

やぁこの感想・評価

3.0
ほかの人のレビューをみて1960年代の話って知った
人種間差別は本当に根強いものなんだ
osaya

osayaの感想・評価

-
異人種間の結婚禁止の法律が変わるきっかけになったご夫婦の実話。

どんなことがあってもふたり寄り添っているラビング夫妻役のジョエル、ルースが素晴らしかった。

交わす言葉は少なくても、最後胸が締め付けられて苦しくなってしまうほど2人の絆を感じました。

プロデューサーにコリンファースが入ってたの知らなかったけど、インタビュー読んで納得。
Takashi

Takashiの感想・評価

3.5
1920年代が時代背景の作品だろうなと思っていたら1960年代後半でとても驚いた。
もうその頃には黒人と白人は結婚してもいいのだと思っていたが、そうではないアメリカの過去に驚愕であった。
たしかにその時代にも根強く人種差別は残っているだろうが、なぜ愛し合った人間が引き離されなきゃいけないのか、疑問にしか思わなかった。
この事実の話は自分が無知であったことの再認識と、たった四半世紀前までアメリカの法律に人種差別が残っていたこと。
これが今現代にも根強くアメリカに残っているのだろうと感じた映画。
この映画も他の方のレビューを読んで、お気に入りチェックをしてたのですが実話ってこと忘れてました。純愛なお話だと思ってのジャケ借りです。うん、確かにラビング夫妻の純愛ではあるのだけどね。
1958年の実話を元にしてるのね。アタシってば69年生まれだから、そのちっと前ってことなのよね。異人種間の結婚が法律で禁止されていただなんて、ずいぶん昔のことだろうって思ってしまいますよね。
リチャードの行動に友人が「同棲じゃダメなのか?」って質問をします。そう思っちゃうよね。どこか世の中に対しての反発もあったのかな?映画の中ではそんな感じには思えなかった。あまり理解しないままのミルドレッドをワシントンに連れて行ってるように思えたのだけど…。
幼いころから普通に「黒人」と呼ばれる人と生活してきたリチャードには到底理解ができるものではない。それは当然の行動だった。
結果、生まれ故郷を離れることを選択するしかなく暮らし始める二人。騒がしい街の中での子育て。「ここでは暮らせない」というミルドレッド。う~ん。リチャードもしっかり仕事して頑張ってるのに?それは愛のため?って首をかしげる部分があるのはきっとアタシが何の不自由もなく生きてるからでしょう。
しかし、この夫妻のような行動がなければその法律自体が違法であるという判決にもならなかったのでしょう。重いテーマではあるけれど、観てて苦しくなるようなものはなかったです。

H30.01.13 鑑賞
Sayu

Sayuの感想・評価

3.5
黒人と白人が結婚できなかったコト
それほど昔の話じゃないコト

愛の力の凄さ

寡黙な夫リチャードの行動や言葉
ラビング夫妻の実際の写真に
胸打たれたり、、、♥
ega

egaの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

弁護士に
(法廷で伝えたいことは?)と聞かれ、
(妻を愛している)と言ったシーン、心を打たれました。
最後の会見のシーン、二人が泣きながら向き合ってなにも答えないところ、素敵でした。
ゆり

ゆりの感想・評価

-
私達が笑って色んな人と手を取り合えるのは過去に声をあげた人達のおかげなのかもしれません。
テレビでは未だにブラックフェイスを見る羽目になるみたいなので、映画でも観ますかね…。

50年代、アメリカ南部。人種の違いを盾にとられ結婚生活を許されない二人の苦闘の日々。実話の映画化。
『ニュートン・ナイト』のニュートンの子孫のパートでも同じシチュエーションが描かれましたね。非常に近いタイミングで、同じテーマの(ウケの悪そうな)作品が生まれるアメリカの映画界。危機感、問題意識を強く感じます。一方、日本では未だにブラックフェイス…。

ジェフ・ニコルズは大変真摯に創作に取り組む監督であると認識しています。凄く丁寧に物語の舞台を構築し、更に丁寧に登場人物をその世界の中に住まわせる事に腐心しているのだと感じます。とにかく映像の実在感が強くて、あたかも当時のその場所に居合わせ、実際に出来事を体感している様なのです。なので自然と主人公たちに親身になり、感情移入してしまうのです。泣き叫ぶ感情表現より、顔の皺一つのほうが結果的に雄弁な事も有るのだと思い知らされます。
始終抑えめなトーンで語られる今作に於いて、強く印象に残るのは人物の描き方のフェアさです。主人公のリチャードは、他州で結んだ婚姻が違法状態である事を薄々知りながら、取り立てて対策もとらず逮捕されてしまいます。妻ミルドレッドも、辛い境遇に耐えようとはするものの、積極的に状況を打破しようとはせず、肝心なところで「夫に従います」だったり…。彼らはごく普通に無知なところがあり、ほんの少しだけ怠惰でもある、普通の人間なのです。
彼らに対する周囲の対応も、他の映画で目にする様な凄惨さ・陰湿さは殆ど感じさせません。生活のエリアが別れているだけ。例えばワンシーンだけ差し込まれる脅迫めいた嫌がらせの描写が有りますが、それがレイシズムに依るものなのか、単に地域住民として出る杭を打ちたいだけなのか判断がつきにくくしています。夫婦を助ける弁護士達も、彼等を助けたい一心というよりは、寧ろその先の展開を見据えている様で、何処か切迫感が感じられません。(「一度○○されてください」だって。ヒドい。)最も意外に感じたのは拘束する側の警官の態度で、不必要に手を上げるでも恫喝するでも無く、始終落ち着き「お前は産まれた場所が悪かった」などと諭したりもするのです。一見、物語の印象がぼやけてしまいそうなこの様な描き方は(もしかすると単に史実に沿っただけなのかもしれませんが)、メッセージを深く浮き彫りにする為に非常に有効だったと思います。ヘイトに対する、より強いヘイトに落とし所はあるのか?黒人を隔離しようとする人々は特別に邪悪な存在なのか?(アイヒマンのように、ただ漠然と流れに沿っているだけなのでは?)立ち上がり、物言う権利は清廉潔白な人物にしかないのか?
監督は作品から過剰にエモーショナルな盛り上がりを敢えて排する事で、人々は感情の波に呑まれる事なく相互に歩み寄れる、元々は大きく違わない存在なのだと訴えている様に感じました。実際、希望は諦めず対話・協議を続ける事の中にのみ有るように思えます。
物語的な起伏も表面的な派手さも乏しい作品ではありますが、得られる物は必ず有ると思います。少なくとも“黒塗りで戯けて、謝罪も釈明もしない”事がどのくらい愚かしい事なのかは充分に分かる筈。ほんと恥ずかしいなぁ…。
>|