ゆわ

お嬢さんのゆわのレビュー・感想・評価

お嬢さん(2016年製作の映画)
3.9
騙し騙されあう四人の人物
一体誰の掌で踊らされていたのか
いつのまに踊らされていたのか
はたまた自分を変えてくれたのか

詐欺師の小手先として潜り込んだ少女は道化師にはなりきれず自分の意思で踊らされることを選び
純粋無垢なお嬢様はその素性を仮面でかくし役者の糸を操ろうとするも人形にはなりきれず
自分の望みのままに生きてきた老人はその傲慢さゆえに最も大切にしていた宝石たちを失い
手のひらで思い通りに踊る役者を皮肉な笑みで見ていたはずの詐欺師はいつのまにか背中に糸をつけられていたののも気づかずに

R18とありもちろん官能的なものでしたが
とくにあの片言の日本語が妙に色っぽいものでした。たぶんこれがペラペラの日本語とか韓国語とかでは醸し出せない雰囲気でした。
ゆわ

ゆわ