シエラネバダの鶏のレビュー・感想・評価

やたらとギスギスしつつも長い付き合いならではの距離感が垣間見える生々しい親戚模様。
まとまりがないように思えるのに何故だか延々と聞いていられそうな会話劇。
陰謀論について各々が考えを話すくだりと、オフェリアとトニーのゴタゴタの時にずっと笑ってるラリーが良い。
なんやかんやあっても最後は食卓を囲んで一段落…かと思いきや、またすぐに慌ただしくなるラストが｢らしさ｣を感じて好き。笑顔で締める幕切れの後味も良かった。