1970年の頃のイギーポップがカオス過ぎる。ジム・ジャームッシュが愛してやまないザ・ストゥージズのドキュメンタリー。
バンドメンバーが出会っていく過程とか（もうかっこいい）全然練習してなくてガールズバンドの演奏を見て、やばい練習しようってなったり、からの1967年。アメリカではデトロイト暴動があった時代。
60年代のアナーバー。彼らはこの場所で文化革命の最先端に触れていた。ここにあったレコード店で働いて、いろんな音楽を聴いた。ハリー・パーチの音に影響を受けたらしい。この当時の若者の爆発するエネルギーて凄いよね。本当に世の中が動いていると言うか。世界がイライラしていた時代。
そんな中で彼らは音楽をしていて、体全部で演奏してステージに立っていた。今の時代にこういうバンドはなかなか生まれなくて、めちゃくちゃ時代性を感じる。
1973年、イギーの素行不良で活動停止になって音楽ができなくなった。カルチャーが渦巻いてる。結果的にバンドは解散した。それから彼らに影響されたバンドが生まれていく。ファッション、音楽、映画へと彼が与えた影響が広がっていく。
そして2003年。ストゥージズか再結成した時のライブの熱狂がやばい。まるで水を得た魚のよう。2010年のロックの殿堂に入った時の「音楽は人生であり、人生は商売じゃない。」、、、、かっこいい。
