けんぞ

マリアンヌのけんぞのレビュー・感想・評価

マリアンヌ(2016年製作の映画)
3.9
【こんな人にオススメ】
サスペンス好きの人、ブラピ好きな人

【こんな気分の時にオススメ】
ハラハラドキドキしたい時

【こんなシーンでオススメ】
友達や夫婦など、誰かと一緒に。終わった後いろいろ感想を言いたくなるかも。

・スパイ×恋愛というベタな構図ではあるのだけれど、サスペンス要素やアクション要素も多分に盛り込まれており、いい意味で予想を裏切られた作品。前半と後半のギアチェンジがすごく、後半の愛する人はドイツの二重スパイなのか、自分への愛は偽物なのか、というせめぎ合いは見入ってしまった。単なる恋愛映画ではない。

・プラピとマリオンコティヤールの容姿完璧ペアに加え、砂嵐のシーンや飛行場の雨のシーン、ラストの牧場シーンなど描写も美しく、画としても楽しめる。

・ラストの手紙のシーンが個人的には響いて。冒頭「全てを偽っても感情だけは偽らない」というセリフの本当の意味が、家族への偽りのない愛をしたためた手紙のシーンでわかるはず。
何が本当で、何が偽りなのか。
そして、なぜタイトルが「マリアンヌ」なのかも。
けんぞ

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