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マリアンヌのterusukのレビュー・感想・評価

マリアンヌ(2016年製作の映画)
4.2
名匠ゼメキスのサスペンス。

舞台はモロッコのカサブランカから、戦時下のロンドン。

クラシックカーとラクダが共存する街頭、砂漠の朝焼け、雨のロンドン市街、画がとにかくエレガントだ。

フランス語を話すマリオンコティヤールはセクシーでありながらスマートで、時に悲しげだ。
が、後半以降のロンドンで暮らす日々では母親、妻の幸せな表情が印象的。

ナチ将校とポーカーをするシーンのブラッドピットがカードをシャッフルするシーン、カード捌きがスゲー気合い入ってる。
こんなとこも手を抜かないのな。

しかし、苦悩するブラッドピットは、痛々しい。
このころ、プライベートも散々だったはずだし。

壮大かつ豪壮な、ゼメキスらしい大作。
アランシルヴェストリとのゴールデンコンビも健在。
エンドクレジットの、sing.sing.singが異様にカッコいい。
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