ショートタームの監督、長編初デビュー作とな。
ひとりの青年の心の奥。
若くはない。
大人びてもいない。
心には絶望に似た悲しみがいつもつきまとう。
これってなんなんだろう。
なにが悲しいのかもわからないこともある。
そんな彼をとりまく陽気な日差しと、陽気な妹たち、友達。
サンディエゴのインディミュージック、アート界隈が舞台。
彼は地元ではインディアーティストとしてなかなかの有名人。
それでも、心に絶望がつきまとっているうちはいろいろ壊してしまう。
そのうちに残していたいものを知り、それがかけがけのない日常だったと気付いたり。
それでもまたなくしたりを繰り返し人生は進んでく。
エネルギーを少しずつ失いながら。
そんなヒップなヤングアダルト。
映画の公式サイトに書いてあった、このヒップなヤングアダルトってことばが、ハマる。